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求めてはいないが、うしろめたさはあった。その行為を仕方ないと思いながらも楽しんでいる自分がいたのだから。私が何も答えないことに不満だったのか、中に入れていた指を先程よりも激しく動かし始める。やめて、と言ったつもりだが、それは言葉にはならなかった。彼の侵入させた舌が、言葉ごと持っていったのだから。まさか自分が、舌の動き一つでその人の感情を読み取れる程の女になるとは思わなかった。明らかな怒りを孕んでいる。焦らしたり、遊んだりするような彼の舌使いはどこへいったのか。口内の中で逃げる舌を、彼の舌が捕まえる。舌の上に乗った唾液をすくい取るように舌を動かすので、舐めとりきれなかった舌が喉に逆流してきてゲホゲホと咳をした。
「ショッピ君…待って、」
顔を離しはしたが、下にはまだ指が入ったままだ。言葉選びに気を付けながら、慎重に彼へ伝える。
「正直言うと、今、私の魔力は枯渇してる。ショッピ君に渡せる程の魔力は無いから、その…」
syp「優しくしてほしい？」
こくこくと首を縦に振る。
syp「だったら、」
彼は一瞬目を細めて、柔和な笑みを浮かべた。
syp「それらしい態度するべきちゃいます？」
しかしその笑みはすぐに嘘だったんだと気づく。嫌悪感丸出しの表情にすぐに戻った。
syp「むかむかして仕方ないっすよ」
ゆっくりと引き抜かれた指の代わりに入ってきたのは彼のものだった。整えられた中に入れるのは、そんなに難しいものではなかった。昨晩ぶりの圧迫感だったにも関わらず、久しく行為をしていないような気がした。慣れ親しんだ彼の魔力に、快感よりもほんのりと安心感を覚える。彼と出会って、今までの魔力が蓄積されているのか分からないが、自分に一番よく馴染む魔力だと思った。ショッピ君の首に手を回し、押し寄せる快感は昨日のようなシーツではなく、彼の衣服で押し殺すことにする。彼の与える律動により、波が寄せては引いていく。
「ごめん」
声を押し殺していたのに、そんなセリフがぽろっと出てきた。
syp「…Aさん、あんた誰のマスターなんすか…」
苦しそうな声で上からショッピ君が言う。
「あなたのマスターです…」
彼はにっと笑った。前髪で全体の表情は覗えなかったけど。でも、よかった。これで機嫌を直してくれたみたいだから。その後彼は何度か律動を繰り返した後に果てた。
syp「俺のマスターなんですから、あんまり他の奴にほいほい魔力やらんといてください」
彼が何故怒っていたのかようやく分かった。
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骸(プロフ) - Alexさんの作品いつも読ませて頂いてます。Alexさんの書く世界観がとても好きです。ところで質問ですがrbrさんのモデルとなった人物ってありますか？あったら名前を教えていただけると嬉しいです。 (2019年5月30日 0時) (
レス) id: 8d449d26e0 (このIDを非表示/違反報告)
もぐ(プロフ) - 前々からAlexさんの作品が大好きだったので、このfateパロ作品が見られてとても嬉しいです。サイトを移行すると見たので、こちらのサイトでまた見られて嬉しいです。更新楽しみにしてます (2019年1月3日 18時) (レス) id: cce4af5beb (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - ろっぴさん» お待たせしました！徐々に更新して参りますので、ぜひご覧くださいませ！ (2018年12月30日 22時) (レス) id: c11bbf90de (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いちごねこ(コハル)さん» コハルさん、ありがとうございます！これからはこちらで更新しますので、どうぞ宜しくお願いいたします。 (2018年12月30日 22時) (レス) id: c11bbf90de (このIDを非表示/違反報告)
ろっぴ(プロフ) - このような作品まってました!!!!更新頑張ってください!!!! (2018年12月30日 21時) (レス) id: 213a7ff013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2018年12月29日 22時
