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「開けて、開けてください！シスター！」
それから数分もしないうちに老齢のシスターがいる教会へ辿り着いた。扉をドンドンと叩き、助けを求める。
ゾムさんは私を教会に届けるため、ここに降り立った瞬間に倒れた。彼の腕から投げ出された私は、幸いにも頬を擦りむいたくらいで済んだ。ゾムさんなら、魔力供給をすれば問題ない。しかし、大問題なのはこの眼鏡をかけたスーツ姿の男、大先生だ。顔は青白く、身体は冷たい。今すぐにでも輸血が必要かもしれないし、もしかしたら別の処置が必要かもしれない。とにかく彼女に助けてもらわなければ。
sya「朝っぱらから騒々しいなー…って、なんや。お前か」
出てきたのはシャオロン。
「っ、お願い助けて！大先生と、ゾムさんが！」
シャオロンの肩を掴んで、ぐらぐらと揺らす。彼にも見えるように身体をよかした。
sya「…とりあえず中入って」
彼はまず大先生を横抱きにして中に入れた。シャオロンはすぐに戻ってきて、今度はゾムさんを運ぶ。いずれもどこかの部屋のような場所に連れていかれ、大先生の隣のベッドにゾムさんを寝かせた。
sya「あいつ呼べる？エーミール。ランサーのマスター。知り合いやろ？」
「あ、待って…呼べる！」
ショッピ君とエーミールさんは恐らく近くにいるはずだ。ショッピ君に言えばどうにかなる。彼とのパスを繋ごうとしたその時、後ろに気配を感じて振り返った。
syp「朝帰りっすか？」
そこにいたのはショッピ君だった。小さな黒目で見下す彼は、あまり穏やかな雰囲気ではなさそうだ。その目がぐっと見開かれる。
「っ！待って！」
彼のハルバートは、ゾムさんの首すれすれで止まった。
syp「なんで？」
ハルバートを一旦は収めたショッピ君。それからすぐにコネシマさんとエーミールさんもやってきた。シャオロンが事情を話し、エーミールさんが処置を進める。幸いにも致死量の血液を失ったわけではないらしいが、あと数分でも遅れていれば彼は一生このままだったようだ。何かの処置道具を鞄にしまった彼は、ぐるっと部屋の中を見渡した。
eml「アーチャーに、ライダーに、アサシン、そして、ランサー。…まあ、凄い面々ですね」
syp「そんなことより、あんたどこ行ってたんすか？」
「そうだ…そうなの…！ロボロ、あ、えっと…キャスターがおかしくなってて」
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骸(プロフ) - Alexさんの作品いつも読ませて頂いてます。Alexさんの書く世界観がとても好きです。ところで質問ですがrbrさんのモデルとなった人物ってありますか？あったら名前を教えていただけると嬉しいです。 (2019年5月30日 0時) (
レス) id: 8d449d26e0 (このIDを非表示/違反報告)
もぐ(プロフ) - 前々からAlexさんの作品が大好きだったので、このfateパロ作品が見られてとても嬉しいです。サイトを移行すると見たので、こちらのサイトでまた見られて嬉しいです。更新楽しみにしてます (2019年1月3日 18時) (レス) id: cce4af5beb (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - ろっぴさん» お待たせしました！徐々に更新して参りますので、ぜひご覧くださいませ！ (2018年12月30日 22時) (レス) id: c11bbf90de (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いちごねこ(コハル)さん» コハルさん、ありがとうございます！これからはこちらで更新しますので、どうぞ宜しくお願いいたします。 (2018年12月30日 22時) (レス) id: c11bbf90de (このIDを非表示/違反報告)
ろっぴ(プロフ) - このような作品まってました!!!!更新頑張ってください!!!! (2018年12月30日 21時) (レス) id: 213a7ff013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2018年12月29日 22時
