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「ハローハロー…こんにちはー…」
平日の午後、教会に人はいなかった。ショッピくんは教会の外で待ってくれている。今回の監督役について聞いているのは、老齢のシスターということだけ。
「あのー、」
??「はいはい。何か御用ですかー？」
教会の中、脇の扉から出てきたのは私とそう年齢の変わらない青年だった。暖色系のニット帽にストライプのインナー、そしてオーバーオール。その上から白のパーカーを羽織った彼は恐らくここの職員だろう。モップとバケツを持って、人の良さそうな笑みを浮かべている。しかし、何かがおかしい。
「…待って…」
??「ん？どうか、」
「あなた、サーヴァント…？」
??「だったらどうするん？」
持っていたモップとバケツが金色の粒子になって消えた。
「…こうする」
右足でトンと床を叩けば、一秒も経たずに教会の椅子は凍った。そして、彼の足も。目の前のサーヴァントはもう逃げられないし、私に何も仕掛けられない。何かあってからじゃ遅い、ということは昨日のことで学んだ。
??「へー、やるやん」
「は！？」
声がした方を振り向くと、教会の二階ギャラリーからこちらを見下ろす青年がいた。柵に肘をつき、面白そうに見ていた。それでは目の前の男は？彼がいたところへ向き直ると、そこには誰もいなかった。
「っ、な、」
二階へ向き直ろうとしたが、バランスを崩して地面に手をついた。自分の足元が凍っていたのだ。凍らせたのは彼の足元のはずだ。
「…固有結界…？どういうこと…？」
??「さあ？魔術師かもしれんし、サーヴァントかもしれんし。とりあえず魔術解いたらええんちゃう？」
彼に言われてとりあえず魔術を解く。足はなんともない。
??「寒いやろ？こっちに暖炉あるで」
「あの、私は、」
??「シスターやろ？こっちおるから」
案内され、辿り着いたのは扉の前。「入るでー」と彼が声をかけると、扉が開いた。中は小部屋になっており、シスターは一人用ソファに座っていた。彼女の前には暖炉。その横には丸いテーブルと、その上にコップと瓶が置いてあった。
??「お客さん。ライダーのマスターさん来たでー」
私と話すより少し大きい声で彼がシスターに話しかける。彼女の隣に膝をつき、肘置きに両手をそっと置いていた。
「ああ、そうかい…ライダーのマスターさん、いらっしゃいな。お茶でも出さないと…だねっと…」
??「いいって、俺やるから」
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骸(プロフ) - Alexさんの作品いつも読ませて頂いてます。Alexさんの書く世界観がとても好きです。ところで質問ですがrbrさんのモデルとなった人物ってありますか？あったら名前を教えていただけると嬉しいです。 (2019年5月30日 0時) (
レス) id: 8d449d26e0 (このIDを非表示/違反報告)
もぐ(プロフ) - 前々からAlexさんの作品が大好きだったので、このfateパロ作品が見られてとても嬉しいです。サイトを移行すると見たので、こちらのサイトでまた見られて嬉しいです。更新楽しみにしてます (2019年1月3日 18時) (レス) id: cce4af5beb (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - ろっぴさん» お待たせしました！徐々に更新して参りますので、ぜひご覧くださいませ！ (2018年12月30日 22時) (レス) id: c11bbf90de (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いちごねこ(コハル)さん» コハルさん、ありがとうございます！これからはこちらで更新しますので、どうぞ宜しくお願いいたします。 (2018年12月30日 22時) (レス) id: c11bbf90de (このIDを非表示/違反報告)
ろっぴ(プロフ) - このような作品まってました!!!!更新頑張ってください!!!! (2018年12月30日 21時) (レス) id: 213a7ff013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2018年12月29日 22時
