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syp「ああ…そうなんすね。まあ、あんたがマスターって言うなら俺は従うだけなんで、はい。名前は？」
「Aです。好きに呼んでください」
syp「じゃあ、Aさん。俺がどんな英霊か分かってます？」
「名前くらいは聞いたことあるよ」
彼が先程言っていた冬戦争。その戦争で活躍したのが空軍パイロットだ。彼が有名になったのは敵を沢山倒したから、凄い功績を納めたから、誰かを助けたから。どれもこれも違う。彼は、フィンランドに住む姉と、姉の恋人に食料を届けるために軍の戦闘機を許可なく動かし、仲間数名とフィンランドに向かった。しかし、スウェーデンから応援が来るとは知らなかったフィンランド空軍が彼の乗った戦闘機含め三機を攻撃。生き残った一人が経緯を説明し、彼の名がスウェーデン、それからフィンランドの歴史に残るようになった。戦時中は彼の行動を非難する者、称賛する者が半々だったが、最近では彼の行いは認められるようになった。
syp「そっすか。もう一つ聞いていいっすか？聖杯戦争ってことは、Aさんも何か願いがあるんすよね？」
「あるっちゃあるけど…今回聖杯戦争に参加したのは、エーミールさんっていう人のサポート役に回るためなんだ」
写真を彼に見せ、「これがエーミールさんだよ」と言う。しかし、ショッピくんは何の感情も移さない目で「ふーん」と言って写真をテーブルの上に戻した。
syp「誰っすか？恋人？」
「全然。知らない人」
syp「知らない人のサポートするんすか？…俺、そんなことのために呼び出されたんか…」
すると彼はがっくりと頭を下げ、ポケットのあたりをごそごそといじりだした。お父様がたまにこんな風にある物を探す時がある。
「もしかしてこれ？」
そう言って渡したのは、触媒で使用した煙草とライターだ。
syp「Aさんも吸うんすか？」
「違うよ。これ使って呼び出しただけ」
彼は箱から煙草を一本取り出し、それから錆びたジッポで火をつけようとした。しかし、オイルが無いのか、それともジッポ自体が壊れているのか定かではないが、なかなか火はつかない。
syp「無理か…」
咥えていた煙草を箱に戻す。
「新しいライター買ってこようか？」
syp「…いいっすか？一緒行くんで」
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骸(プロフ) - Alexさんの作品いつも読ませて頂いてます。Alexさんの書く世界観がとても好きです。ところで質問ですがrbrさんのモデルとなった人物ってありますか？あったら名前を教えていただけると嬉しいです。 (2019年5月30日 0時) (
レス) id: 8d449d26e0 (このIDを非表示/違反報告)
もぐ(プロフ) - 前々からAlexさんの作品が大好きだったので、このfateパロ作品が見られてとても嬉しいです。サイトを移行すると見たので、こちらのサイトでまた見られて嬉しいです。更新楽しみにしてます (2019年1月3日 18時) (レス) id: cce4af5beb (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - ろっぴさん» お待たせしました！徐々に更新して参りますので、ぜひご覧くださいませ！ (2018年12月30日 22時) (レス) id: c11bbf90de (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いちごねこ(コハル)さん» コハルさん、ありがとうございます！これからはこちらで更新しますので、どうぞ宜しくお願いいたします。 (2018年12月30日 22時) (レス) id: c11bbf90de (このIDを非表示/違反報告)
ろっぴ(プロフ) - このような作品まってました!!!!更新頑張ってください!!!! (2018年12月30日 21時) (レス) id: 213a7ff013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2018年12月29日 22時
