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「亮ちゃん？僕」
「家の電話やん、どないしたん？」
「あのさ、亮ちゃん僕のケータイでゲームして遊んだやん？それって亮ちゃんのケータイにも入れとん？」
「あ？何言うとん？意味解れへん。何？ゲーム？」
「こないだ僕のケータイで何かしとったやん。ほら、暗証番号変えたりしとった時」
「あー！やったなぁ(笑)」
「うん、ほんでな？亮ちゃん僕のケータイになんかゲームのアプリ入れたやろ？育成ゲームみたいなのん」
「入れてへんよ？」
「え？」
「暗証番号変えたっただけやもん、そんなん何もしてへんで？」
「ゲームやで？ほら、アバター作って成長させてくようなん」
「何それ(笑)オンナのやつ！？」
・・・てっきり亮ちゃんが入れたゲームか思うてたのに、そしたら他の誰かやろか。
亮ちゃんや無いとしたら、それしか考えられへんねんけど。
「大倉、今から仕事やろ？」
「うん、もうちょっとしたらやけどね」
「落ち着いたらメシ行こや。カラダだけは気ぃ付けなあかんぞ？」
「ありがとう」
カチャ、て受話器置いて。
何かのアプリ入れた時にでもひっついてダウンロードされたんやろか、て考えてみるけど。
ここ最近新しいアプリ入れた覚えも無いし、何かをインストールした覚えも無い・・・ねんけど。
ベッドんとこに放り投げとったケータイを手にしたら、「オークラおかえり！」て笑うてるショータ。
その笑うてるショータを見て、思うた。
何で話し掛けても無いのに、僕がケータイ見とうて解るん？
確かにケータイには外側と内側にカメラあるけど、それが連動しとるとは思われへん。
もしかしたらその内側のカメラで僕をキャプチャーしてシステムでそない受け答えするとかしとんかもしれんけど。
せやけど。
それて、もう既に勝手に色んな機能をこんアプリが読み込んで使うてるて事やろ？
自分が設定した覚えも無いもんが動いてるて事やん？
「・・・何なん、これ」
「なにがぁ？」
「何でショータ・・・」
「？？？」
部屋の真ん中に座っとったショータが立ち上がってめっちゃ画面に近付いて来る。
口とんがらかせて、ちょっと泣きそうな顔。
「・・・どないしたん？オークラ？」
「・・・・・・」
「オレ、なんかしてもうたん？オークラ困らせる事してもうたん？」
ぶわ、てケータイの中のショータの目ぇが潤んできて。
「ごめんな？オークラ」て。
ふえ、て泣き出したんをただ見つめるだけやった。
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チビ - ∞ が ゲームの中から出て来たら嬉しいけど1人1人めんどくさそう (2016年10月22日 18時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
君の名は - ♪ 来るぅ~ きっと来る きっと来る (2016年10月22日 18時) (レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
青リンゴ - とてもおもしろいです(^^♪ (2015年8月28日 18時) (レス) id: 97f1448700 (このIDを非表示/違反報告)
青リンゴ - 更新されてて嬉しいです！これからも頑張ってください♪ (2015年8月16日 9時) (レス) id: 1de4a12896 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - うわあ
あれ貴族さんの作品が更新されとる！と思ってテンションあがりまくりました笑
更新頑張ってください！
(2015年7月16日 22時) (携帯から) (レス) id: 78d0f07a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あれ貴族
| 作者ホームページ：@lovlylovealex ←Twitter account
作成日時：2014年1月22日 22時
