内密リアルネーム-3 ページ17
「え？ レグルス君、マレウスさんに荷物持たせてたんスか！？」
「僕が重そうにしていたから手伝ってくださったんです」
「レグルス君、男の子のわりに力ないッスからね〜」
「悪かったな」
遺伝子レベルでレグルスの体に変身しているから元の体よりは力があるはずなのに。
もっと筋肉のある体になりたかった。
それを思えば……レオナ様、いい筋肉を付けてらっしゃる。
寮服の袖から伸びる筋肉質な腕に見惚れてしまいそうになった。
「では僕はそろそろ自分の�錣北瓩襪箸靴茲Α�あまり遅くなるとリリアに小言を言われるからな」
「あ、はい。今日はありがとうございました。リリア先輩にもよろしくお伝えください」
「うむ。しかしあのことは教えないぞ。二人だけの秘密だからな」
最後の言葉を強調してマレウス様は颯爽とディアソムニア寮の鏡の中に消えていった。
「……ふーん、二人だけの秘密ッスか」
「み、見てラギー！ 購買部で魔法式卓上フライヤーをゲットしたんだ！ 今日は串カツにするからはやく準備しないと！」
「うわ、なんスかその誤魔化し方。あっやしー」
マレウス様、どうして最後に余計な一言を……。
ラギーとレオナ様からの視線がチクチクと痛い。
ちょっとお話してただけですよ。
何をそんなに警戒することがあるんですか。
言ってませんよ、悪口なんて。
ディアソムニアの子になりたいとは一瞬思ったけど。
「オイ」
「……っ！」
レオナ様が踏み出したと同時に私はラギーの背に隠れた。
似ていたのだ。
噛み跡をつけられた時のような──いや、それよりも強い。
レオナ様が私に向けるのは支配欲？
それとも──……
「レオナさーん。抑えてください。レグルス君が怯えてます」
「……チッ、あんまりアイツに近づくな。帰るぞ」
舌打ちをして、サバナクロー寮行の鏡の中へ消えていった。
ラギーに大丈夫ッスかと尋ねられて、私は無意識に止めていた呼吸を再開させた。
たった数秒だったのに冷や汗がすごい。
「あははーレオナさんったら拗ねちゃって」
「拗ねる？」
「レグルス君が他の寮のやつと仲良くやってるの、面白くないんスよ。自分の縄張りのモンを盗られるみたいで」
なんて話をしながら鏡を通る。
着いた先では腕を組んで待っているレオナ様の姿があった。
「遅ぇ」
と言いつつ待っていてくれる優しさに私とラギーは顔を見合わせて笑った。
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月歌兄弟(プロフ) - タイトルの通り、読み手も困惑しておりこれは続編なしではみられません！続編待ってます！(意:めちゃくちゃ面白いので続き見たいです) (11月11日 16時) (
レス) id: 175212f014 (このIDを非表示/違反報告)
ぺあ - き゜ゃぁぁぁぁぁ！！()やっとね！！やっとね！！おほほほほ！！！(こんなにも面白い作品を恵んでくださりありがとうございます！) (11月4日 21時) (レス) id: 04768797e7 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - 需要ありまくりです！！続き待ってます！！！！引き続き執筆頑張ってください！ (11月4日 13時) (レス) @page24 id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2023年10月21日 20時
