中性度36% ページ46
いつもより涙の味を感じながら朝食を終えて片付けをする。
もう何かしていないと落ち着かなくなっているみたい。
歌い手の若葉として会うならあんまり緊張しないけど絵師(笑)みたいな奴が行くのでは訳が違う。
「あー、どーしよ！もうわかんないよ！」
「大丈夫だって。そらるさん信じてってば。」
「だってだって、どんな顔すればいいのさ。」
「んー？笑顔とか？」
「そういうんじゃないよ〜・・・。」
「あはは。わかってる。作業が一段落したら話そ？落ち着くでしょ。」
「ん。私もそれまで作業してくる。」
今から忙しくなるんだから出来るうちにやってしまおう！
カタカタとキーボードを鳴らすもののあまり上手くいかないことに苛立ちを感じ始めた頃、そらるさんの作業が一段落した。
「Aー？大丈夫？」
「全然大丈夫じゃない・・・。」
「じゃあそらるさんが手伝ってあげよう。その代わり次に俺が困ったら助けてね。」
「ありがと！勿論助けるよ！」
それから、そらるさんのアドバイスを元に作業を進めて今日のノルマを超えて終了できた。
「ノルマ終わった！」
「お疲れ〜。・・・時間大丈夫？」
「わあっ！？予定より大分遅れてる！支度しなきゃ。」
まあ、30分早く着く予定だから多少は遅れても問題ないんだけどな。
「服装変じゃない？大丈夫かな。」
黒のロングスカートに白いTシャツだけど・・・。
「可愛いと思うよ。」
「かわっ！？止めてよホントに。」
「あれ、本当のこと言ったんだけどな。」
「もう！・・・いってきます！」
「いってらっしゃーい。」
───10分後、無事にカフェに到着してコーヒーを飲んでいるとうらたさんたちが入ってきて私にメッセージがきた。
席を伝えるとうらたさんたちがこちらへ向かってきて目を丸くするのが見えた。
「あはは・・・こんにちは。」
「えっ！？Aさん！」
「坂田うるさいって。まあ、気持ちは同じだがな。」
「若葉とメルム、実は同一人物なんですね。騙そうとしてた訳ではなかったんですけど、すみません。」
「いやいや。気にしないでくれよ。ビックリはしたけどな。」
「それより今日はスカートなんやね。似合っとるわ。」
「うえっ、あ、ありがとうございます！」
なんか、恥ずかしいな・・・。変な声出たし。
ズボンにすれば良かったけど約束してたからな。仕方ないよな！・・・恥ずかしいもんは恥ずかしかった。
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水羽(プロフ) - 遅くなりましたが続編出来ました！ここまで付き合ってくれた皆様、ありがとうございました。続編でもお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2019年9月7日 8時) (
レス) id: 499bbb9188 (このIDを非表示/違反報告)
水羽(プロフ) - 海月さん» 見てくださってありがとうございます。だらだらと長くなる気もしますが見てくださると嬉しいです。頑張ります！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: 499bbb9188 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - いつも見てます！凄い面白いです！！更新頑張って下さい！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: 784ea94150 (このIDを非表示/違反報告)
水羽(プロフ) - 雅夢さん» わーっ！ありがとうございます。具体的なリクエストまで感謝です。もう少ししたら書き始めますのでお待ちください。 (2019年8月1日 22時) (レス) id: 499bbb9188 (このIDを非表示/違反報告)
雅夢(プロフ) - 初コメ失礼します。めっちゃおもろいです！リクエストなんですが、夢主と坂田さんで“ボカロを歌う”でお願いします！ (2019年8月1日 22時) (レス) id: 1594fa6fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水羽 | 作成日時：2019年7月26日 21時
