ファッションショー！ ページ10
スイーツを食べ終えた二人が次に足を踏み入れたのは新しく出来たファッション店。
ア｢服見たいってこの前言ってたろ？｣
｢アルバス覚えててくれたの？ありがとう！｣
Aは早速服を手に取って鏡で見ながら｢うーん｣と首を捻る。
すると奥の方から店員が顔を出しAに声をかける。
店員｢いらっしゃいませ、何かお探しですか？｣
｢スカートが欲しくて｣
店員｢かしこまりました、こちらに色んな種類のスカートがあります！｣
店員はAの手を取りノリノリでスカートがある場所へ連れて行く。
Aは空いている方の手でアルバスの腕を掴むと、周りからみればちょっと奇妙な光景になる。
店員｢彼氏さんは彼女さんにどんなスカート履いて欲しいですか？｣
ア｢えっ、どんなって｣
急に店員がアルバスに話を振るのでアルバスは硬直しそうになる。
店員｢まあ彼女さんのレベルになるとなんでもいけそうですね！はい、これ最近流行りのマーメイドスカートです！こちらはミニタイトスカートで、こっちはプリーツです！とりあえずこれいきましょう！｣
｢え、あ、ありがとうございます｣
話の急カーブがすごい店員にアルバスもAも引かれかけながら試着室に歩いていく店員に連れられるまま着いていく。
｢それじゃあ、試着どうぞ！私はこれで失礼しますので後はお二人でごゆっくり｣
にっこり笑った店員はススッと奥に消えていく。
｢すごい…嵐のような人だったね、ちょっと驚き｣
ア｢うん、コミュ力が半端じゃないね｣
とりあえずAは試着室に入ってワンピースのため、トップスに着替えてプリーツスカートを履いて試着室から出る。
｢どうかな？｣
ふわりとプリーツスカートを揺らすAはアルバスには花畑にでもいるかのようだった。
ア｢よく似合ってる｣
正直全部似合うと思うけどな、とアルバスは思ったが恥ずかしいから言えなかった。
その次に履いたマーメイドスカートもAはよく似合っていた。
そして最後のミニタイトスカートは_____________。
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作者名：ななや | 作成日時：2023年1月5日 17時
