もつれる足 ページ48
それから数字経って冬期講習も今日が最終日でAたち七年生は先程ようやく最後の科目を終えた。
生徒「終わった、死ぬかと思ったあ…」
生徒「でもクリスマス休暇もあと3日で終わりだ」
生徒たちはわらわらと教室から放流していき、Aもどことなくふらつく足取りで教室から出た。
ル「あらA、お疲れ様」
歩いていると横からひょこっとルーシーが顔をのぞかせる。
「お疲れ、ルーシー」
ル「A大丈夫？なんかふらついてない？」
ルーシーは心配そうにAの顔をのぞき込む。
「平気だよ。疲れてるのはみんな一緒だから」
ル「そう？ならいいけど_______それじゃあね」
ルーシーはひらひらと手を振って階段を駆け上がっていく。
Aはふらふらとしながら階段を上がり、アルバスと約束している大広間に歩みを進める。
階段を上がり切りと大広間の前にアルバスがいて、アルバスはAを見るや否や異変を感じて駆け寄ってくる。
「あ、アルバス、」
Aも駆け寄ろうとするが直ぐに足が縺れる。
アルバスはAを素早く抱きとめて腕の中に閉じ込める。
ア「Aっ、大丈夫か？」
アルバス聴くとAは困ったように笑ってアルバスを見上げる。
「なんかふらついてるみたい」
ア「ふらついてるどころか倒れかけてたけど」
「ごめん、でも大丈夫だから_______」
Aはアルバスから離れて歩き出そうとするがその姿はふらふらとしておりアルバスはどこか大丈夫なんだと思うばかりだ。
ア「A、まって」
「なに_____________」
アルバスはAを姫抱きして大広間から向きを変えて階段を降り始める。
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作者名：ななや | 作成日時：2023年1月5日 17時
