予想外の ページ11
「どうかな？」
最後にミニタイトスカートを履いたAを見てアルバスは言葉を詰まらせる。
ア「え、あ、うん、いいんだけど、その」
普段はタイツで見えない太ももが見えたり腰周りのラインが分かりやすく、アルバスは目のやり場に困る。
ア「ダメ…かも」
「ダメか」
ア「似合ってないとかじゃないんだけど_________うん、いやなんでもない」
Aがミニタイトスカート履いてるところを見たら全男子が悩殺されそうだ。
アルバスが中途半端な返事をしたせいかAはアルバスの考えを悟ったようにニヤッと笑った。
「やらしいこと、考えた？」
ア「違っ、そういう訳じゃ、」
「そんなに赤面されちゃ説得力ないな」
思春期の健全な男子と言えど、やはりこんな昼間っから変なことを考えるのはよくないとアルバスは頭を振る。
自分がこんなことを考えていてもAは嫌じゃないのかとアルバスは思ったが聞けるはずもない。
そらからミニタイトスカート以外の2つを購入した(アルバスが出しました)二人は店員に魔法で寮に荷物を転送してもらい店を出た。
「アル、ありがとうね」
ア「ううん、僕の方こそ」
アルバスの優しい瞳に捉えられてAは胸が波打つ。
そんな優しい瞳で見つめられたらいつか自分が自分でなくなりそうだ。
アルバスに出会ってからは自分の知らない感情をたくさん知って、そんな新しい感覚がくすぐったかった。
知らないアルバスを見つける度に「いいな」って思う。
その時だった。
Aは誰かにグイッと腕を掴まれる。
「えっ」
ア「Aっ、」
アルバスはAの腕を掴もうと手を伸ばすがその手も誰かに掴まれる。
店員「お客さんどうですか！？うちハロウィン限定で仮装のイベントしてるんです！」
ア「えっ、仮装って、えっ、」
混乱状態のAとアルバスは訳が分からない、と店員の顔を見る。
店員「私はマグルの文化が好きでね、毎年やってるんですよ。さ、2名様入りまーすっ！」
「それは知ってるんだけど、えっ」
ア「ええっ！？」
半ば強引に店に引っ張りこまれた二人はそれぞれ試着室に押し込まれて店員に対応される。
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作者名：ななや | 作成日時：2023年1月5日 17時
