SWEET EVERYDAY . . . （ Ⅱ ） (ページ36)

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yuta's time ページ36

裕太サイド

仕事も終わり、家に帰ると誰もおらんリビング

いつも任せてばっかの家事をしながら待っていると

突然の大雨。

Aの傘が無かったから帰ってこれるんやろうけど。

そう思って安心して時間を潰していると

玄関から聞こえてきたドアの音

迎えに行くと何故かビチョビチョに濡れた彼女の姿

『ちょ、傘もってたんちゃうん』

「 ... 」

『タオル持ってくるから待ってて』

ただいまも言わず、ただただ俯いて黙り込んでいる

彼女に何かあったのは確か。

やから早く話聞いてやりたいけど

取り敢えずタオルでAのことを拭いてあげる

『お風呂沸かしたからしっかり温まっといで』

「 ( 頷く ) 」

小さな背中を見送って彼女のカバンを整理する

中には資料やらが沢山入っとって

ひとつひとつ取り出してドライヤーで乾燥させて。

暫くするとお風呂から上がってきた彼女

『髪の毛乾かしたげるからこっちきぃ』

俺の足元に呼んで座らせて優しく乾かす

乾かし終えてドライヤーのスイッチを切ると

Aが泣いてるのが分かって。

向き合うように俺が移動して前にしゃがみ込む

『どうしたん、何か辛いことでもあった？』

「ごめ、ん .. ぐすっ」

『謝ることなんてないで話なら幾らでも聞いてあげるから』

「あのね .. っ、」

『うんうんゆっくりでええよ』

Aの背中を撫でながら話を聞くと

職場で自分の教育してる子が

大きめのミスをしてしまったと。

怒られるのは仕方がないけど、自分の教育不足で

その子がミスをしたのが悔しかったって。

ほんまにどこまでいい子なんや。

人のためにこんなに涙を流せるなんて、

なかなかできんこと

『大丈夫 Aは充分すぎるぐらい頑張ってんで』

『きっとその子はこれからもっと成長すると思う』

「 .. っでも、」

『 AはAなりに教えてあげたら

絶対努力は返ってくるから。俺を信じて？』

「ん .. ありがと裕太くん .. 」

少しスッキリした顔で笑みを見せてくれた

笑顔がいちばん似合うAは

やっぱり俺の彼女は世界一や

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更新がだいぶご無沙汰になってしまい

申し訳ございません。

久しぶりに書くと

ツイッターとは違った楽しさがありますね ..！！

これから Rainbowの方も更新しますのでお楽しみに ☺

りぼん

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