ryuto's time ページ29
Aサイド
「 ごめん 」
『 もうごめんは聞き飽きた 』
「 ... 」
何故 喧嘩になったのかと言うと
ほぼ私が悪いんだけど 。
生憎 今日女の子の日が来て 、
あまりにも痛かったから 洗濯物も洗い物もせずに
ベッドで寝てしまって 。
仕事から帰ってきた龍友が言った一言が
『 ちゃんとして 』
その言葉に私もついイラッとして
「 いつもちゃんとしてないって言いたいの 」
『 そういうことじゃなくて
なんで洗濯物ぐらいしてくれへんのって言ってんの 』
「 ごめん 」
『 ごめんはいいって 』
「 じゃあどうすればいいの？ 」
『 必要最低限のことはして 』
··· てな理由で今に至る 。
でも正直 今立っているのも辛くて 。
「 っ ... 、ごめんなさい 、」
情緒不安定のためか 涙が溢れ出る
『 え 、ちょ 泣かせようと思ったわけじゃ 』
「 ちゃんとするから 、嫌いにならないで 、」
そう言うと 私の周りが暖かくなった
『 ごめん 、言いすぎた 。
Aのこと嫌いになんか絶対ならん 』
「 りゅ 、と 」
『 いつもちゃんとしてくれてるのに
1日ぐらい 、サボりたいときだってあるよな 』
「 え ... 」
『 それに 今日調子悪かったんやろ
なんでその事最初に言ってくれへんかったん 』
「 ぐすっ 、ごめん 、」
『 俺の方こそごめんな 』
「 龍友は 、わるくない 」
と会話をしている間にもお腹は痛くなる一方で 。
「 ん〜っ ... 」
『 そんな痛かったん 、
も〜我慢したらあかんって言ってるやろ？ 』
また私が謝ろうとすると
『 もうごめんは大丈夫 。』
って人差し指を私の口に当ててきた
『 薬飲んで一緒に寝よっか 』
「 ありがと 、」
『 有難うって言われる方が何倍も嬉しいわ 』
薬を飲ましてくれて 、
抱っこしてベッドまで連れて行ってくれる龍友
『 はやく治りますように 』
お腹を優しくさすりながら私のほっぺにキスをする
『 だいすき 』
わたしも 、と言う前に寝てしまったけど 。
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作者名：りぼん | 作成日時：2017年5月4日 20時
