ドSに慣れておこう

やって来た．．．。 ページ1

．．．貴女は、彼のことをどんな時でも、愛することを誓いますか。 ．．．誓います。 ．．．チリチリチリチリ はっ。 遅刻やー！ 私がだれやって？ 今は無理やわ！ 遅れるー！．．． 会社では 「何か今日、新しい人来るらしいで。」「ほんまぁ？」 そんな噂があった。 《あっ、社長や！》 「ゴッホン！ お前らに、話があって、きた。今日から新しい人が来た。新しく来るが、お前ら の上司になることになる。紹介する。きのさき君だ。」 彼は、こう言った。 「皆さん、はじめまして。僕が、ここに入ってきた城崎 透弥(きのさき とうや)です。皆さん の上司になった限りは、僕が精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。」 ．．．カチャ。 私はみんなにばれないように、そっとドアを開けた。 《よっしゃ。バレてへん。これでしまいや。》 ．．．菱垣。 《うわー、バレた！ ん？誰 、今の声。》 私はそっと顔を上げた。 「俺は、新しく入った城崎だ。お前らの上司になる。．．．ってか、お前いつも遅刻してるらし いな。やる気がないのか？この、のろま！」 私は思った。 《なんや、コイツー！》 私は初めて絶望を感じた。

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