ヘリオトロープの花束を抱え (ページ2)

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ヘリオトロープ

『ペルー原産。フランスの園芸家が１７５７年に(宝暦７年)にパリに種子を送り、ヨーロッパ他全国に広まった。日本には明治時代に伝わり、今も栽培されている。

ヘリオトロープには約２５０種類があると言われている。

日本語で「香水花」「匂ひ紫」、フランス語で「恋の花」などの別名がある。

バニラのような甘い香りがするが、その度合いは品種によって異なる。

花の咲き始めの時期に香り、開花後は、香りが薄くなってしまう時期がある。

ドライフラワーやポプリにもされる。

名前にはギリシャ語のhelios (太陽)+trope (向く)で、「太陽に向かう」という意味がある。

ーWikipedia より引用ー』

　むかしむかし、水の精が恐れ多くも太陽神に恋心を抱いてしまったのでございます。

　しかし、太陽神と別のものとの恋仲を悟った彼女は、このことを密告してしまいました。

　嗚呼、なんと浅はかな水の精。

　自分のしでかしたことの大きさ、自分の行動の恥ずかしさに心を蝕まれ、９日間地べたに座り、ただ太陽神を見続けた結果、

やがてその姿をヘリオトロープの花へと変えてしまいました。