その2 人生初、クズ収容刑務所! byワカメ ページ7
外巣side
俺は囚人輸送車とかいうものに乗せられて、どこかへと移送されている。
「おい、そこのワカメみたいな奴。その髪型どうにかしろよ。俺はワカメが嫌いなんだ。しかもそのワカメみたいな髪の色は地毛じゃないだろ。やめてくれよ。」
隣に座っている奴が話しかけて来た。
確かに俺の髪は黒と緑を合わせたような色だ。
でも、これは地の色なんだよな……。
「聞こえているのか!!」
隣の奴がウルトラハイパーミラクル異次元クソデカボイスで叫ぶ。
普通にうるさい。
「静かに!それと、もうすぐ刑務所につくぞ。あそこに見える建物が、お前たちが収容される刑務所だ。お前たちはクズ裁判で有罪判決になったんだから、ちゃんとここで更生しろよ。」
隣の奴、運転手に怒られてやんの。
ところで、俺は刑務所に入れられるほどの事をやらかしたのか?全く記憶が無いが。
***
「着いたぞ!降りろ!」
車の後ろのドアが音をたてて開いた。
降りろって言われたけれど俺は降りたくない。
他の奴らも同意見のようだ。
「仕方ないな……。」
運転手が呟き、何かのボタンを押した。
車の床が傾いて俺たちは車の外に滑り落ちた。
思いっきり外のアスファルトに落ちたのでかなり痛い。
顔面偏差値高めの女性が二人、駆け付けてきた。
「明星(あかぼし)刑務所へようこそ!」
そのうちの一人が俺らに声をかけた。
なるほど。ここは明星刑務所っていうのか。
にしてもこの人たち、前にどこかで会ったことがあるような……。
そういや運転手にもどこかで……。
車が去った後も色々と考えていると、一人の女性が一歩前に出た。
「私はここの刑務所の看守長の、芽依。よろしく。あ、そこにいるのは看守のかぐや。とりあえず、今日は初日だからここでのスケジュールをなんとなく覚えてもらうよ。」
この看守長、随分美人だな……。
「一旦、拘束を解こうか。私はワカメの分をやるから、かぐやは残りをお願い。」
やっと手足が自由に動かせるようになった。
「そこのワカメ!決闘だ!!」
さっき俺の隣にいた奴、かなり血の気が多いようだ。
「初日にしてさっそく懲罰房行きかな?」
看守長が恐ろしい笑顔を浮かべた。
懲罰房が何なのかはよく知らないけど、これは本能的にヤバそうだと感じる。
「すみませんでした!」
「もうしません!」
嗚呼、怖かった。
その3 スケジュールを(クズを使って)詳しく紹介 by主人公→←その1 プロローグ。 by咲紗
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アリア - はい‼️頑張ってください‼️ (2023年1月14日 14時) (レス) @page22 id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - アリアさん» 見守ってくださるのですか!?とっても嬉しいです!ありがとうございます!!無理しない程度に更新頑張ります! (2023年1月13日 20時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
アリア - waaaaありがとうございます・゜・(つД`)・゜・面白くてka☆o☆suなこの作品をずっと見守ります❗更新無理せずに頑張ってください‼️ (2023年1月12日 15時) (レス) @page22 id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - アリアさん» コメントありがとうございます!これからも、ka☆o☆suな雰囲気をお楽しみください! (2023年1月9日 11時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 1番最初からみてますが、まいっかいka⭐o⭐seで笑ってます...面白い作品を書いてくれてありがとうございます‼️ (2023年1月6日 15時) (レス) id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉姫 | 作成日時:2022年11月18日 8時