その１０ クズ肉作戦！ by主人公 ページ16
結構広くてこの段ボール快適かもしれない。
中に椅子と机までついているし。
折りたたんだ時にどうなっているのかは考えないでおこう。咲紗さんの魔法の力は無限大だ。
「今度のクリスマス、どうする？」
楓が急に質問してきた。クリスマスなんてあと11ヶ月くらい後なのに。
『私達は仕事が忙しいからそもそもクリスマスなんて存在しないよ！』
私がそういうと、
「じゃあ、今年も刑務所デートだね。私、嬉しい！」
そうかいそうかい。ヨカッタネ。
唐突に、拘束具が鳴る音がした。
「折角2人きりで話してたのに……。」
囚人が目覚めたみたいだ。かなり暴れている。
囚人は無言で拘束具を殴っている。「ここから出せ！」って事かな？
これが本当の“拳で語る”か……。
＊＊＊
ーその晩、打合せー
『結菜は懲罰房当番だから欠席……。そのほかはみんないるね？』
「社長がいません！！」
監視カメラアプリで探そう。
……懲罰房のところに、結菜と一緒にいるね。
「リア充め！」
一応非リアだと認識されている佑が叫ぶ。
社長に電話してみよう。
『社長！仕事と私、どっちが大切なの？』
結菜の声を真似して言ってみた。
《勿論結菜に決まっているだろ。……待てよ。結菜はここにいる。お前は誰だ？》
『私、看守長！ってわけで、打合せに来てね〜早く来ないと今月の給料は無し！ 』
《了解！急いで行きます！》
「“夕食抜きよ〜”のノリで“給料なしよ〜”はヤバい。」
かぐやの言う通りだ。この鬼畜な仕事で給料無しとか酷いな。
＊＊＊
『これで各当番の報告は全てかな。では、皆に連絡。実は、海風先輩から招待状をもらったんだ。』
「もしや……？」
佑以外のメンツは皆、何かを察した顔をしている。
『死刑招待券が届きました！』
死刑招待券とは、死刑執行現場を見ることができる招待券である。
この現場を囚人に見せることで自分の犯した罪の重さを教えることができる。
『今回連れて行くのは房Bにするつもりなんだ。最近新しい囚人も入ったし。全員納得ということでOK？』
「結菜は？」
やはり社長、結菜の事が気になるか。
『さっき聞いた。では、決定だね！』
「ところで、クズ肉が大量に余っているけどどうしますか？」
佑が質問してきた。
今回で5クズ分……つまり、50回分増える。期限とか心配だな。
『久しぶりにクズ肉パーティーやるか！』
その１１ レッツクッキング！ by主人公→←その９ 透明化したお！ by咲紗
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリア - はい‼️頑張ってください‼️ (2023年1月14日 14時) (
レス) @page22 id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - アリアさん» 見守ってくださるのですか！？とっても嬉しいです！ありがとうございます！！無理しない程度に更新頑張ります！ (2023年1月13日 20時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
アリア - ｗａａａａありがとうございます・゜・(つД｀)・゜・面白くてka☆o☆suなこの作品をずっと見守ります❗更新無理せずに頑張ってください‼️ (2023年1月12日 15時) (レス) @page22 id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - アリアさん» コメントありがとうございます！これからも、ka☆o☆suな雰囲気をお楽しみください！ (2023年1月9日 11時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 1番最初からみてますが、まいっかいka⭐o⭐seで笑ってます...面白い作品を書いてくれてありがとうございます‼️ (2023年1月6日 15時) (レス) id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅葉姫 | 作成日時：2022年11月18日 8時
