クラスのアイドル（悪女）に制裁を ２

その７６　呼ばれて飛び出て……　　by主人公 ページ37

「みんな、ごめん。もうリア充爆弾がないんだ。」

社長が皆に謝る。

『そんな！もっとバカップルを爆発させたかったのに！！』

「本当にごめん。」

大丈夫。救いの道はある。

『やあ！召喚された戦いの女神だYO！何か困っているの？』

「材料が無くて、リア充爆弾が作れないんだ。」

『なるほど。はい、どうぞ！』

私は３次元ポケットからリ爆の材料を出した！

「完璧だよ。ありがとう！！どこでこんなに大量の材料を集めてきたの？」

社長は驚いている。

『そこらへんに沢山落ちてたけど。』

喜ぶ社長の横で、楓が叫んだ。

「大変だ！いつのまにか、周囲がバカップルだらけになっている！」

気付かなかった。

彼らは手を繋いでいたり……。これくらいは許すか。

抱きしめあっていたり……。いや、これはもう見なかったことで。

キスしてたり……。って、これはアウト！！見えないところでやっとけ！

ってか中2の割にみんな積極的だな。年齢関係ないってか。

ま、私達に目撃されるようなところでイチャイチャしてるってことは、どうなるのかはわかってるよね？

『社長、楓、早くリア充爆弾を作って！』

「とっても強力なのを作っているよ！楽しみにしててね。」


＊＊＊


「できた！！」

『少し……というか、かなり大きくない？』

身長の５倍はありそうな大きなリア充爆弾を社長と楓が２人がかりで抱えている。

「芽依、かぐや、華恋の3人で力を合わせて投げれば大丈夫だよ。」

「OK。」

「バカップルよ。くらえ！」

『特大リア充爆弾だー！！』

夜空に綺麗な花火が開いた。

……と思ったが、実際はただの走馬灯だったようだ。

「ごめん。間違えて、普通の爆弾作っちゃった！」

社長、何やってんの！

だが何とか私達は生き延びることができたようである。

その７７　バカップルが物理的に爆発した件について　　by結菜→←その７５　やはり外巣はゲスだ。　　byかぐや

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