その３１ 二人の食パン少女 by主人公 ページ33
ー別の日ー
『遅刻遅刻〜！！』
私はうっかり目覚まし時計をセットし忘れて寝坊してしまった。
これはかなりヤバい。
＊＊＊
さて。
支度が終わったところで一つ問題がある。
それは、朝ごはんをどうするかということだ。
「食パンくわえながら学校まで行けば？」
……ここは母の助言に従うことにしよう。
＊＊＊
『遅刻遅刻〜！』
私は通学路を全力疾走している。
食パンをくわえながら……。
あれ？なんか、少女漫画っぽくない？
すると私はヒロインで……
セコムが大勢いて……。
で、悪女役がいる。
＊疑問１＊
私は、ヒロインなのか？
……面倒だしヒロインってことでいいか。
＊疑問２＊
私のセコム？
……何ソレおいしいノ？
＊疑問３＊
悪女役、いるねぇ。
でも、なんか最近ゴリラっぽいんだよな……。
それなのに相変わらずセコム共からは「お美しい」とか言われて……。
セコム達の目は、節穴を通り越してブラックホールだよ！
＊＊＊
そんなこんなで学校に着いた。
あと３秒で朝礼が始まる。
ギリギリセーフ……。
チャイムが鳴った。
「みんな〜着席！」
担任の先生の一言で、みんな席に着く。
その時、教室の扉がカオスな音をたてて開いた。
姿を見せたのはゴリラ……じゃなくて、吾琥叙。
「〜♡、〜♡」
ちょっと何言っているかわからないのだ。
「〜♡、〜♡」
「……吾琥叙は何て言っているんだ？」
担任の先生も困惑している。
吾琥叙は食べ途中だった半径15cmほどの超特大おにぎりを４秒で食べつくした。
そこは普通、食パンだろ！
「すみませ〜ん♡遅刻しちゃいました〜♡」
「早く座れ。朝礼が始められないだろ。」
怒られてて乙。
ってかこのカオスな状況何？
セコム共は「吾琥叙様の為に道を開けろ！！！」とか言って机をどかして朱雀大路を作るし……。
担任の先生は無言の圧を吾琥叙にかけているし……。
社長は爆笑しているし……。
もうカオスすぎてわけワカメ。
「我らが吾琥叙様。今日もお美しい。皆、吾琥叙様を崇めよ！！！」
しかも、セコム共はなんか変な事を言ってるし……。
「とにかく朝礼始めるぞ〜！」
嗚呼、本日もなんとカオスなのだろうか。
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紅葉 - ありがとう！！！これからも、KA☆O☆SUな作品を頑張って書くね！！ (2021年10月30日 16時) (
レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ - コサックダンスのネタが面白かったです！！！今日も☆KA☆O☆SU☆ですね！楽しく読ませてもらってます！！ (2021年10月30日 9時) (レス) @page42 id: cbddf509f3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - にょんこさん» ありがと〜！！！！！！ (2021年10月23日 18時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
にょんこ - 奴が元ネタで草。今回も面白かったです！ (2021年10月22日 12時) (レス) @page36 id: cbddf509f3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ゆきゆきまるさん» ↓×2:大丈夫ですよ！（^-^） (2021年10月5日 21時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉姫 | 作成日時：2021年7月13日 14時
