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その32 ん?デジャブ?  by主人公 ページ34

ー別の日の朝ー





「お前、いい加減整形手術したら?」

今日も外巣がにこやかに挨拶してきた。

私も右手の中指をたてて爽やかに返事をする。

さあ、カオスに煌めく一日の始まりだ!

「ああ、もっとお願いします……。」

『頭、大丈夫そ?』

「うん。」

『大丈夫じゃないでしょ。早く私の目の前から消えて。シバくよ。』

今日は特別に、暗黒微笑に加えてカオスなオーラもトッピング!

みんな大好きハッピーセットだ!

ところが、外巣は悲鳴をあげて去っていった。

……でしょうね。


***


ーその日の昼休みー



「ねえ、芽依ちゃ〜ん♡そろそろ整形手術したら〜?」

それってカオスな感想ですよね?

間違えた。

それはテメェのどす黒くカオスな心が発したただの主観ですよね?

にしても今朝、同じような台詞を外巣に言われた気が……。

『デジャブだ。』

思わずつぶやいてしまった。

「ひ、ひど〜い♡芽依ちゃんが私の事、「デブじゃ!!」って言った〜♡」

あ、デジャブって言い方は間違っていた。

デジャブとは、過去に経験・体験したことのない初体験の事柄であるはずにも関わらず、かつて同じような事を体験したことがあるかのような感覚に包まれることだから……。

そうすると、なんて表現すればいいのかな?

「芽依、吾琥叙様になんてことを言うのだ!吾琥叙様のスライムメンタルが傷ついただろ!」

林、お前いたのか。

未知の原理で透明化状態だったけど、なんとなくいることは予想していたぞ。

ってかスライムメンタルね……。柔軟性とかがあって逆に強そう。

「そうよそうよ!ひどいわ〜♡」

『ねえねえ、君、耳大丈夫?』

「は?」

お、珍しく語尾の「♡」が取れたぞ!

『いい?私はね、「デジャブ」って言ったの。』

「そんなの言い訳だ!」

『本当だよ。そこにいる社長に聞いたら?』

林は、何かを調合していた社長に尋ねた。

「社長、芽依はさっきなんて言っていたんだ?」

「ああ。「デジャブだ。」って言っていたぞ。「デブじゃ!!」に聞こえるなんて、耳大丈夫?」

社長……。

煽りスキル高いね!ナイス!

林の怒りスイッチがオン!

握りしめた拳が微かに震えている。

「ケンカか?かかってこい!!!」

今の社長のセリフ、かなりのイケボだったんだけど。

結菜に聞かせたかったな……。







その後、林は社長によってフルボッコにされていた。

当然と言えば当然かな。

その33 スパイの必要性  by社長→←その31 二人の食パン少女  by主人公



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設定タグ:恋愛 , 悪女 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛
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紅葉 - ありがとう!!!これからも、KA☆O☆SUな作品を頑張って書くね!! (2021年10月30日 16時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ - コサックダンスのネタが面白かったです!!!今日も☆KA☆O☆SU☆ですね!楽しく読ませてもらってます!! (2021年10月30日 9時) (レス) @page42 id: cbddf509f3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - にょんこさん» ありがと〜!!!!!! (2021年10月23日 18時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
にょんこ - 奴が元ネタで草。今回も面白かったです! (2021年10月22日 12時) (レス) @page36 id: cbddf509f3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ゆきゆきまるさん» ↓×2:大丈夫ですよ!(^-^) (2021年10月5日 21時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉姫 | 作成日時:2021年7月13日 14時

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