クラスのアイドル（悪女）に制裁を

その２３　疑惑の晴れる日　　by主人公 ページ25

「社長！頑張って〜！」

「社長！！」

『頑張れ社長！！』

「社長、がんばれ！かっこいいところ見せるんだろ？」

楓の発言が気になる。

社長は誰にかっこいいところを見せたいのだろうか。

なんとなく察してはいるが……。



現在、C組は色々とあって4番目を走っている。

社長が一人抜かした。

そしてバトンパス。

かぐやにバトンが渡された。

『かぐやー！！』

かぐやは前を走っていた走者を追い抜いた。

そして、その勢いでトップを走っていた走者も追い抜き、1位になった。

《C組がトップになりました。C組、すごいです。》

かぐやは1位を維持したまま次の走者にバトンを渡した。


＊＊＊



『かぐや、すごかったよ。おめでとう！』

「ありがとう……。」

かぐやは少し照れている。

おや？林が近づいてきたぞ……。

「かぐや、すごかった。少し見直したよ。」

かぐや、よかったね。





フムフム。

林に脳内透視能力を使ったが、興味深い結果が得られた。

もしかして私たちの悪者疑惑が晴れる日も近いのでは？

まあこれはあくまでも私の希望的観測に過ぎないが。





にしても疲れた〜。

あとでもう少し吾琥叙をシバこうかな。

オーバーキル？そんなの知らん！

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