109番星 悪夢は再び訪れる ページ20
『ねぇねぇ、父さん！僕もシュートできるよ、ほら！』
『ほう…すごいですね、ムツキ…』
『本当？やったぁ！僕、いっぱい頑張ってムツキお姉ちゃんみたいになるんだ！』
『でも、いつから自分を“僕”と呼ぶようになったのですか？』
『え？』
『髪も長いですし。どうしたんですか、ムツキ？』
『え、僕は元々こうだよ…？』
『“吉良ムツキ”は。そんな話し方でも、そんな髪型でもないでしょう？』
『ち、違う…僕は…』
『私に必要なのは、基山ムツキではありません。吉良ムツキですよ』
『ッ！？』
『いえ、もしかしたら私だけではないかもしれませんね。貴方の仲間達も、必要なのはサッカーが強い吉良ムツキではないでしょうか？』
『や、やだ…』
『そうでしょう、吉良…ムツキ？』
『違う…！僕は…僕はっ…！！』
「っ！？」
跳ね起き、荒い呼吸を整える
全身に不快な汗をかいている
「…また…あの夢…久々に見たなぁ…」
あいつも反省してるから、もう終わったはずなのに…と、弱々しく呟く
「情けないな…ヒロトにあれだけ啖呵切っといて…僕はまだ縛られてるなんて…」
今でも時々、考えてしまう
吉良ムツキの方がサッカーが上手い、それを知ったとき仲間達は自分を捨てるんじゃないかと
必要とされていたのは、あちらではないのかと
そんな憂鬱な気持ちを抱えながら着替え、食堂へ向かった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキーイナズマジャパンメンバー
緑川リュウジ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍一さくら(プロフ) - 返事遅くなってすいません！こちらこそよろしくです！これからも頑張ってください！ (2015年11月16日 1時) (
レス) id: eb417562a1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - 絵と作品めちゃめちゃ神！！(*´∀`*)応援してます！ (2015年11月16日 0時) (レス) id: 7aa840e17b (このIDを非表示/違反報告)
氷風ペンギン(プロフ) - カシミスタンの魔女さん» パート1からなんて作者も呆れる程長い量を読んでいただき、神作品とまで呼んでいただけるなんて…！頑張って書いた甲斐があります、ありがとうございます！これからも頑張って書いていくので最後までお付き合いいただければありがたいです、ありがとうございました！ (2015年7月1日 18時) (レス) id: 4cecf0c3b6 (このIDを非表示/違反報告)
カシミスタンの魔女 - 面白いです！パート１から見た結果…これ神作品じゃないかぁぁ！！！ (2015年7月1日 17時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)
氷風ペンギン(プロフ) - 風丸さくらさん» いつもコメありがとうございます！はい！私で良ければぜひ友達になりましょう！よろしくお願いします！ (2015年6月30日 7時) (レス) id: 4cecf0c3b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷風ペンギン | 作成日時：2013年2月1日 20時
