【ヘタリア】悪友くんに拾われて【ギャグ甘☆】

９.　「悪友くんから･･･２」 ページ45

スペイン「わいから言うで！」


フランス「いやいや、お兄さんからでしょ？」


プロイセン「俺様だろ？！」


「･･･早くしてください」


何を言うかと思い、待っているものの･･･この始末。


夕焼け色に染まった空には、真っ黒なカラスが鳴いていた。


あのー･･･まだですか？


スペイン「A！実はな「お兄さんからって言ってるでしょおおお！」


プロイセン「聞いて驚けよ！俺様は「抜け駆けすんなや！！」


あわわわ･･･。


目がぐーるぐる。


全員同じ内容のようなので、私は一つ、提案をする。


「あの、三人で言ったらどうでしょう？」


悪友「「「それだっ！」」」


･･･最初からそうしとけよ。


ふぅーと深呼吸。


実際、なに言われるのか分からないし。


スペイン「A･･･」


フランス「お兄さん達はさ、Aを可愛い妹として見てきたけどね･･･」


プロイセン「言わないといけないんだよな･･･」


･･･はい？


凄く深刻なの？


私、捨てられたりするの？


え、えっ？


「あの･･･私はもう、家族として見れないということは、その･･･」


言葉が詰まる。


独りで暮らさないといけないの？


独立しなきゃいけないの？


嫌だ。


嫌だよ･･･。


スペイン「ごめんな、A」


フランス「本当は言いたくなかったけど、もうAは大人だから」


プロイセン「もう家族としては見れねぇ･･･」


「そんなっ･･･！」


酷いです。


酷いですよ･･･。


ずっと一緒だと思ってたのに･･･。


一生、仲良く暮らすって、思ってたのに―――

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