同族嫌悪？知るか、嫌いなのものはしょうがない。【文スト】

似たもの同士１１ ページ12

耶泉「芥川、樋口、怪我は・・・ねえな」

芥川「はい・・・大きな怪我は」

樋口「私もです」

そうか、と返事をする。

資料は押し付けとくべきだったな・・・(中也に)

・・・本能が、嫌な予感がすると叫んでいる

芥川「あの、耶泉さん」

耶泉「・・・なんだよ」

芥川「戻ったら、手合わせ願いたい」

中 っ ち ま っ た よ

マジかよ。
やること山積み、手合わせ相手は姐さん、その後に芥川と・・・鬼畜だ。

振り向いてみると、芥川は真っ直ぐ私を見ている。

耶泉「・・・相手にならねえぞ」

芥川「なら、翌日に・・・」

なんだ此奴の執念。
太宰の野郎に会ってなんか思い出したか？

耶泉「判った判った・・・」

ああ、なんか苦労人ポジションになってきた・・・

本部？に着き、ロビーを歩く。
・・・うわ

耶泉「中也・・・」

中原「よお、クソ野郎」

耶泉「その言葉、そっくりそのままお返しする」

そう云い、中也を睨む。
そして、中也も私を睨む。

耶泉「今すぐぶっ殺してえが、生憎今は忙しいからな。じゃあな」

中原「ハッ、手前の忙しいはアテになんねえなァ」

耶泉「うるせえ黙れチビ」

中原「あ？手前俺より小さいじゃねえか」

耶泉「ハッ、良いこと教えてやるよ。この前、私161cmになったんだよな」

中原「・・・は？」

ぽかん、と口を開け、その場で固まる中也。

あー、ザマァねえな。良いもん見れた。

鼻で笑い、首領室に行く。

樋口(・・・仲良いなあ)

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