３話っていうか昼休み ページ3
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昼休み。
「鶴永Aってこのクラスだよね？どこにいる？」
茶髪の、バレー部主将が呼んできた。
会いたくなくて、私直々に言った。
『鶴ちゃんはさっき購買行きましたよ〜！』
と。
あ、愛称は鶴ちゃんだから。
「そっかー。わかった。ありがと。」
まるでテメェみてぇなブスには興味ねぇんだよ、みたいな態度。
とりあえず、小走りで日和たちの元へ戻った。
はずだった。
「とおる先輩！！この子です！鶴永Aちゃん！」
嬉しそうに廣宮が話した瞬間。
髪の毛を、引っ張られた。
『……ｯ…！！！』
痛みが尋常ではない。
目に涙が貯まる。
いつの間にかクラスメイトの目線が集まっていた。
志穏が走って近寄ってくる。
「おい！！何引っ張ってんの？！神経どうかしてるんじゃない？！長いんだから痛みも増すに決まってるでしょ！！」
とにかく前が見えない。涙で。
痛い。頭が。
「ちょっと！何してくれんの！！」
廣宮のせいでバレー部の人に正体バレたんだ。
「ねぇ、Aに傷付いてたらどうするつもりだった？」
主将が引っ張ったんだな。
とか。
呑気に考えてた。
でも違くて。
いつの間にか皆が声を上げていた。
「どうしてくれんだよ！！」
「廣宮！！！」
と。
『ひろ、み、や…さん？』
後ろを振り返ると、何か怯えた表情で私の髪を握る廣宮と、気まずそうな顔をした主将、直前に駆けつけた部員達。
「ごっ、ごめ……！」
「謝る前にその汚い手、Aから離しな。」
珍しく志穏が怒っている。
パッ、と廣宮の手が離れる。
髪の毛、抜けちゃってる……。
手櫛で整える。
この髪は、お母さんに褒めてもらった……。
より一層涙が湧いてきて。
「A、ちゃ…」
「ほらぁ、手、離したら言うことあるでしょ？」
私は痛みと、もういない母から褒めてもらった髪を粗末に扱われたことで。
廣宮は加害者なのに。
２人して泣いて。
見かねたピンクの髪の部員が言う。
「そこまで責めなくてもいいだろ！」
負けじと日和が言い返す。
「もういない大事な人に褒めてもらった髪。粗末扱ったらキレるのはあたりまえだろうが！」
しのは私の髪を撫でるのを一時辞め、話し出す。
「アンタ達、廣宮の髪の毛、相当褒めてたらしいじゃん。うちも廣宮と同じことするねー？」
ﾌﾞﾁｲｯ
嫌な音がして、上を向けば、しのの手の中には沢山の金色の髪の毛。
「いっ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」
泣き崩れる廣宮。
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すみ - 初めて読みましたが、話の内容凄いですねwある意味ぶっ飛んでて面白いですw (4月29日 18時) (
レス) @page42 id: 097dec18f7 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 最初の方に出てきた夢主ちゃんの友達と友達(？)になった元ゲスイン(笑)で新しく出てきたゲロイン(笑)を叩きのめすーみたいなのリクエストです！国見とマッキーと夢主ちゃんのノリ好き(笑)あと作者様ならきっとトップスターなんだろなって見てみたらスター無くてビックリ (2022年5月7日 3時) (レス) @page42 id: 1c7bf85d9b (このIDを非表示/違反報告)
さむらいp - こ、これを小6で描いてるんすか？天才だしね。かけるんでしょう！素晴らしすぎます (2022年4月4日 17時) (レス) @page30 id: f00775acdd (このIDを非表示/違反報告)
キャンドル(プロフ) - 続編のリクエストです！なんかバレー部でわいわいやってるのが見たいです！とっても面白いですね！俺からも頑張ってください！ (2021年12月20日 7時) (レス) @page42 id: ff7e3e1da7 (このIDを非表示/違反報告)
yourei(プロフ) - 緑の白猫さん» コメントありがとうございます。今となってはかなりの黒歴史です笑 (2021年2月22日 22時) (レス) id: 7073094368 (このIDを非表示/違反報告)
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