とりあえず、ゲロ（レベルヒロ）インに中指立ててみた。【青葉城西】

１７話っていうか理由 ページ17

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「肝心な理由なんだけど……、」






『あ、お弁当食べながらでいいですか？』


「……？！」

お腹空いたんでね。

どうにかして食べたいよね。

ここ廊下だけどね。

ね。


「あ、俺らも腹減ったし、中庭かそこら行くか？」

「松ないすあいでぃあー。」


『英語の発音わっるいですね！！』

「んだとテメェ……あぁん？」

『やっ、やめてくださいっ！命だけはぁぁあ！
』

「げっへっへっへっへ……。いい女じゃねぇか……！」

『いっ、いやぁぁぁぁぁあ！！』



「おい花巻、鶴永、何やってんだ」

『「テヘペロ☆」』

岩泉さん、ごめんぽよ☆

因みに今までの会話は全て即興、そう……言ってしまえば私たちは初対面なのだ……。

いや、初対面ではないけど、真正面きって話したのは初めてかな？


とかなんとか言ってるけどもう中庭着いたんだよね。


『とりまいただきまーす。』

「？！？！？！」

わぁ及川さん驚いてるっ☆

私のあまりの食いっぷりにビビってんのかな？

『ひはひは、ほんほひおははへっへるほひひはほんはひひほひじゃないれふお！！』

(いやいや、ホントにお腹減ってる時しかこんな勢いじゃないですよ)


「普段はそんなに勢い付けて食べてないもんね、お前」

『？！？！？！』

貴様……私の言葉が分かるとは……！！

『国見……！！』

「お前とは分かり合えると思ってたんだ……！！」


『まだ会ったことのない君を、探している』


『貴方がどこにいても……！！』

「絶対に会いに行く……！！」

『「君のｎ……」』

「ちょっとまてぃ！！」
「アウトおおおお！！」

映画の名前はアウトらしい。

「んで、本題に戻るが…、」

『はいっ！岩泉先輩っ！』


「お前に得はねぇかもしれねぇが……、」








話はこうだ。

廣宮愛羅はバレー部のマネージャーである。
そのバレー部には及川徹というイケメン()や、
無気力天使と崇められる(どこがだよ)国見英がいることから、
よく八つ当たりや嫉妬からのイジメを受ける。

愛羅の可愛さが罪なんだよね……やっぱり……。(某 鰹節先輩より)

らしく……。

護衛しろと。

私が選ばれたきっかけは、
及川に興味がないこと、
そして極めつけはこの間の説教……じゃないけど、そん時の私が先生にした提案的なので助かったしかっこよかったかららしい。

とんだとばっちりだぜ……。


気付いた、けど……、


『私は捨て駒、ですか。』


ビクッ


及川さん岩泉さんの肩が震えたのが分かった。

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