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不安はある、だがしかし、やってみるしかないのだ。
案外いけるかも知れないし！
「くれぐれも無理はなさらないように、ちゃんと休憩を取って下さいね」
『分かりました』
さっきのページに栞を挟み、「どうぞ」と手渡してくれる。
わざわざありがとうございます…！
『そうだ、魔術を使うのに何かコツとかありますか？』
コツを訊いておくのは大事だ。
忘れないようにしっかり記憶しておかないと。
「イメージする事、ですかね」
『イメージ、ですか』
「はい、自分がどうしたいのか、どうなりたいのかなど、しっかりとイメージするのです。
魔術において重要なのは " こうしたい " という欲と、想像力ですよ」
なるほど。想像力にはわりと自信がある。
頑張ればいける気がしてきたぞ…！
『色々とありがとうございます！』
「頑張ってくださいね」
オペラさんの口元が緩やかに弧を描く。
ほんの一瞬ではあるが、私に向けて微笑んでくれた。
優しい、綺麗な笑顔。
こんな風に笑うんだて
これは忘れてしまわないように、心に焼き付けておこう…
◆◇◆
自室の巨大なベッドに寝転び、重量調整について書かれているページをじっと見詰める。
夕食は食べたしお風呂も入った。
制服、鞄、明日の準備も大丈夫。
練習できるのは最長で約10時間…
オール覚悟で、やってやろうじゃないか！
そうだな、まずは危なくないように小物で試すとしよう。
変な方向に吹っ飛ぶかも知れないからな。
えーっと…小さめで、柔らかい物…
…クッションがいいか。
本は取り敢えずベッドの真ん中あたりに置いて、
枕元にもふもふと沢山あるクッションの中で一番小さな物を探す。
…よし、これでいいかな。
選び出したのは、直径30cm位の丸いクッション。
淡いピンク色…アリス君の髪の毛みたい。
それはともかく…
さあ、練習開始だ。
部屋の中心に移動して、早速魔術を掛けてみる。
―― 重量調整 ――
『おお！浮いた！』
床からたった３cm程、だけど確かに浮いている。
もう少し高く…と少し力を強めてみると、
勢い良く浮き上がり、バァン！と天井に打ち当たる。
一体どれほどの勢いでぶつかったのか、かなりの音が部屋に響いた。
この魔術、調節が難しい…！
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繰莉 - 私が使っているPSvitaの調子が悪いのか、何故かこの作品だけ更新出来ない状態です。仕方ないのでvitaの調子が戻るまで更新停止です…（・ω・`） (2020年12月2日 21時) (
レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - 嘘つきピエロさん» (＊´∇`)ﾉありがとうございます〜！ 魔入間知ってたんですねぇ。更新頑張りますね！ (2020年11月5日 18時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ - オペラさん落ち、最高ですねぇ♪僕もオペラさん大好きなので、めっちゃ嬉しいです！更新、無理のない程度に頑張って下さい！ (2020年11月3日 22時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 繰莉さん» 登録ありがとうございます！面白かったです((ﾊｱﾄ (2020年10月17日 15時) (レス) id: 0a870a00f2 (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - もちもちクッションさん» ありがと〜♪ほどほどに頑張るわ（^^＊） (2020年10月4日 0時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繰莉 | 作成日時：2020年10月2日 23時
