鎖の巫女と黒獣

緊張 ページ12

中也side


ｺﾝｺﾝ「失礼します．．．」



俺は帽子を取り首領の部屋へ足を踏み入れる




ｶﾞﾁｬ「首領、任務の事で話が．．」


「エリスちゃーんこの服着てよー、絶対エリスちゃんに似合うってぇ〜」
「嫌！服は可愛いけど林太郎が嫌なの！」




またやってんのかよ．．．

あぁ、早く帰りたい．．．←

「．．．首領」

と、俺が呼び掛けるとエリス嬢がこっちに走ってきて俺の後ろに隠れた



「．．．中原くん、君は何も見ていないね？」


首領が俺に笑顔で問うてくる


俺は

「．．．．はい、何も見ていません」


と(頑張って)真顔で返した←



ならいいと首領は机に座ってエリス嬢に隣の部屋へ行くよう言った



「．．．．で、【悪魔の巫女】は連れてきてくれたのかい？」


首領がいつになく真面目な顔つきになる


その表情に若干の違和感を覚えつつも俺はAの事を話した



「．．．ふむ」


一通り話を聞いた首領は何かを考え込むような動作をする



「．．．中原くんもう君は下がっていいよ」



「はい．．．失礼します」



ｶﾞﾁｬ



首領の部屋の扉を閉め、帽子を被る



「(さっきの首領の表情がきになるな．．．．)」



まぁ、すぐに判るだろうと俺は考えることを止めた



「．．．Aの様子を見ておくかァ」



そう言って俺は医療室へ足を向けた

楽しみ→←髪

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白

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