お菓子が5個 ページ5
グリム「オイ、A。オメーはハロウィーンって聞いたことあったか？」
グリムはそう聞いてきた
A「えぇ、もちろんよ。地元ではかなり有名なイベントだったわ」
ゴーストB「もしかしてAが元いた世界にもハロウィーンがあったのかい？」
ゴーストA「そりゃまたすごい偶然だねえ」
リリア「内容に差異はあれど、人間も妖精もゴーストも.........全ての種族にハロウィーンの伝承は存在する。Aがいた異世界にハロウィーンが伝わっていても不思議ではないかもしれんのう」
グリム「ふーん。ハロウィーンってのは、そんなに特別な日なのか。.......そんなにすげー日ってんならなんだかオレ様もワクワクしてきたんだゾ！」
グリムはどこか嬉しそうにはしゃいでいた
リリア「そうじゃろ？そのうえナイトレイブンカレッジには''特別な催し''があるしのう」
グリム「特別？オレ様なんも知らねーんだゾ」
A「私も知らないわね」
まさか学園長...伝え忘れたなんて言わないでほしいと思いながらそう言った
リリア「おや、知らなんだか？」
リリアさんは驚いたように言っていた
やっぱり私たちにだけなにも伝えられていなかったと確信した
リリア「......まあハロウィーンまであと1ヶ月。明日にでも先生から説明があるじゃろ」
A「そ、そうですか...(あと1ヶ月しかないのか...取り敢えずかぼちゃと仮装用の布は準備しておかないと...)」
そんな会話をしていたらパシャパシャと何かを撮る音が聞こえた
リリア、グリム、A「ん？」
ゴーストB「んー中々良い構図。龍の迫力が出てるよぉ」
ゴーストC「次はオンボロ寮全体が入るようにもっとローアングルから撮ってみようかのう」
グリム「オ、オマエら.....その手に持ってんのは、まさか......まさか......」
グリムはゴースト達の手元を見ていた
その手にはあるものが握られていた
グリム「スマホか！？」
ゴーストB「おーっと、気づいちゃったかい〜？」
ゴーストA「ヒッヒッヒ。俺たちハロウィーンが楽しみすぎて.....今年はみんなスマホを買ったんだよ〜！」
グリム「ゴーストがどうやってスマホ契約したんだ！？」
グリムは驚いている
ゴーストA「今時スマホの新規契約なんて、オンラインショップで済ませればあっという間さ」
A「凄いですね」
ゴーストB「学園長に保証人になってもらって、学園の住所を書いたら、すぐ審査が下りたよ」
とゴーストは言っていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：潮音 | 作成日時：2020年10月14日 23時
