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お菓子が27個 ページ27

リリア「ああ、いかんいかん......これはちとまずいぞ!マレウス、そのお灸はヒトの子にはちとキツすぎる!」

セベク「マレウス様、あの人間どもに怒りの雷をくらわせてやるのですね!このセベク、微力ながらお手伝い致します!!!!!」

シルバー「セベク!待てっ!」

止めに入るが聞こえていないようだった

シルバー「......セベクも頭に血が上って俺の言うことが聞こえていないようです」

リリア「このままでは人間たちに怪我をさせてしまう。シルバーよ、奴らにマレウスの雷が直撃する前にわしらの魔法でマジカメモンスターを追い出すぞ!」

シルバー「はっ!」

リリアとシルバーはマジカメモンスター達をなんとか追い払うことができた

リリア「ふう。なんとか人間達を追い払ったか」

マレウス「離せリリア。......奴らを消し炭にしなくては!!」

リリア「こら、落ち着かんかマレウス。短気は損気じゃぞ」

マレウス「落ち着け、だと?忠告を無視され、無礼な真似をされたあげくもの扱いされ.....それでも許せと言うのか?」

シルバー「......改めて言葉にすると非常にひどい事をされていますね」

リリア「マジカメモンスターたちは、珍しいものや綺麗なもの、価値のあるものを撮りたがる。だからと言って.......『茨の谷の王子マレウス・ドラコニア』まで撮りたがる、命知らずとは思わなんだ!」

セベク「リリア様。あのような人間に心を砕く必要はございません!」

ディアソムニア寮生A「そうです!ジグボルトの言う通りだ」

ディアソムニア寮生B「寮長に無礼を働くどころか俺たちの忠告を無視してやりたい放題.....」

ディアソムニア寮生C「ディアソムニア寮を侮ればどうなるかあの無礼者たちに身の程を思い知らせるべきです!」

寮生たちは口々そう言った

リリア「おおー。みんなぷりっぷりに怒っとるのう。シルバー、わしとマレウスが来る前になにがあったのじゃ」

シルバー「.......彼らはオンボロ寮の中に入ろうとしたのです」

リリア「なに?寮の中に?それはいかんな。飾り付けに庭を使わせてもらってはいるがあそこはAたちの住まいじゃ。勝手に入られては迷惑じゃろう。マジカメモンスターたちはそれを知らなんだか?」

シルバー「俺もそう思いAに許可を取り「民家につき建物への立ち入り禁止」の看板を立てたのですが.....「こんなボロ屋敷に人が住んでいるはずなどない!」と言われ、無視されてしまいました。それどころか.....」

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作者名:潮音 | 作成日時:2020年10月14日 23時

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