お菓子が17個 ページ17
後ろを振り向くとエース、ジャミルさん、フロイドさんがいた
グリム「ハッピーハロウィーン！」
A「ハッピーハロウィーン」
グリム「.....へへっ。オレ様もすっかりハロウィーンのプロなんだゾ」
A「(ハロウィーンのプロとは..？？)」
エース「おーっす、グリムにA。中々イカした格好してんじゃん？」
グリム「エース......オレ様達が心配で、じっとしていられなかったんだろ？カッコつけたってムダなんだゾ！これからもその調子で、オレ様の宿題や飯の面倒もみろ〜！にゃははっ！」
A「コラ、グリム！」
エース「誰が心配なんて....おいっ、擦りつくなって。毛がつくだろーが！」
A「な！、失礼ね。毎日、ブラッシングしてるわよ。まぁそれはともかく仮装のことゴーストに伝えてくれてありがとう」
エース「別にお前らのためじゃないしー？みんなで楽しむのがハロウィーンの基本なのにしょぼくれたヤツが混じってたらつまんねーじゃん。だから礼なら仮装を作ったゴーストに言っとけよな」
ジャミル「お前たち、もしかして『ハロウィーンウィーク』を見てきたのか？」
グリム「おう。7つ全部見て回ったら、昼になっちまった」
A「私は全く見れませんでしたけど...。貴方たちは何をしていたんですか？」
エース「バスケ部の練習の帰り。つっても今日は早めに切り上げだったけどな。なんて言っても、『ハロウィーンウィーク』初日だし！」
ジャミル「1年生がソワソワしてちっとも練習にならなかったんだ」
ジャミルさんはやれやれとした表情で言った
A「そ、それは...大変でしたね」
エース「先輩だって、今日はチラチラ、スマホの確認してたじゃないっすか。あれ、スカラビアの会場の様子が気になってたんすよね？」
ジャミル「それは.....カリムから、何かやらかしたと連絡が来るんじゃないかと思っただけだ」
A「カリムさんのことが心配なんですね」
ジャミル「...従者として当然の事だからな」
フロイド「みんなハロウィーン好きだよねぇ。ま、オレもだけど。シロイルカちゃんはどの寮のハロウィーンが一番良いと思った？」
突然、フロイドさんがそう聞いてきた
A「......？」
フロイド「........当然オクタヴィネルだよな？怖くて、不気味で、一番ハロウィーンぽかっただろ？」
ジャミル「それじゃ脅しだ。.....スカラビアの方がテーマが崇高で良かったよな」
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作者名：潮音 | 作成日時：2020年10月14日 23時
