お菓子が15個 ページ15
翌日
遂にハロウィーンウィークになった
今日は1日目だ
ーオンボロ寮、談話室ー
ガタガタと談話室が騒がしい
グリム「よしよし。部屋のハロウィーンの飾り、うまくできたんだゾ！このカボチャで作るランタン......ジャック・オ・ランタンだったか？」
A「そうよ」
グリム「食い物を明かりにするなんて最初は意味わかんねえと思ってたけど......作ってみたら、案外面白くてハマっちまったんだゾ」
A「それは良かったわ、最初はどうなることかと思ったけど...なんとかなった」
グリム「見ろ、あのカボチャなんかオマエにそっくりに出来ただろ！にゃははっ」
A「私、あんな顔なのかしら.....、全く........」
私は鏡を見た後すぐジャック・オ・ランタンを見たが似ていない気がした
ゴーストA「おはよう、2人とも。今日からいよいよ『ハロウィーンウィーク』だねぇ〜」
A「おはようございます」
グリム「おう！オレ様は今からAと一緒に学園の様子を見てくるんだゾ。早速しゅっぱーつ.....」
グリムは早速寮から出ようとしたがゴースト達に止められていた
グリム「ふな！？、な、何なんだゾ」
グリムは驚いていた
ゴーストA「ヒーッヒッヒッヒ」
ゴースト達「ヒーッヒッヒッヒ！！！」
A「(何故、あんなに笑っているの？)」
私は疑問に思った
グリム「な、何なんだゾ？オマエらみんなでニヤニヤしやがって」
ゴーストは私たちにプレゼントがあると言い魔法をかけてきた
グリムは私の手作りリボンが付き頭には帽子を被っていた
私の方は、両端に黒い羽が付いたフリルのキャップだった
お披露目した時はまだ完成していなかった為普段使用しているもので代用したのである
グリム「お........おお...........
.........おおおーー！にゃっはー！オレ様専用の、ハロウィーンの仮装なんだぞー！」
グリムは嬉しそうにしていた
A「良かったわね..(あのリボン、作るの大変だったのは黙っておこう)」
グリム「どうだ、A！かっけーだろ！？」
A「えぇ、カッコいいわ」
私はそう言った
可愛いと言うと、グリムは拗ねかねないからである
グリム「にゃははっ。そうだろそうだろ！オマエもオレ様ほどじゃねぇが、なかなかイケてるんだゾ！」
A「あら、ありがとう」
私はお礼を言った
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作者名：潮音 | 作成日時：2020年10月14日 23時
