私は十六夜咲夜の妹でNRCに通います【スケアリー・モンスターズ編】 (ページ2)

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お菓子が2個ページ2

グリム「こんな所でなにして....って言うか、話してる場合じゃねぇんだゾ！あのでっけぇバケモンからとっとと逃げねぇと！」

リリア「落ち着け。あれは偽物。ただのハリボテじゃ」

A「そうよ、落ち着きなさい。グリム」

グリム「.......へ？偽物？」

リリア「うむ。木の骨組みに布を貼り付けた我らディアソムニア寮生の力作よ。門も、ランタンも、今全員で張り切って作っておるところじゃ」

リリアさんが指差した方向を見ると確かに寮生達が作業していた

ディアソムニア寮生A「いっせいに魔法をかけて門を立てるぞ。皆、頭上注意だー！」

ディアソムニア寮生B「龍の尻尾はなるべく目立つ様に中庭に巡らせよう！」

リリア「うむうむ。遠慮はするなよ。思いっきりド派手にやれ！」

リリアさんはどこか楽しそうだった

ディアソムニア寮生達「はいっ！」

グリム「な、なんなんだゾ、コレは.....。オレ様の寮がどんどんバケモノ屋敷に.....！」

グリムは状況が掴めていない様子であった

グリム「オイ！勝手にオレ様の寮をいじくり回すな～！」

リリア「勝手？学園長は二つ返事で「良いですよ」と言ってくれたぞ？」

グリム「にゃんだとぉ！？学園長のやつ～～～～！」

A「ハァ、学園長はまた勝手に.....」

私はため息が出た
何かと理由をつけては面倒を私に押し付けている気がする
学園長の勝手に付き合うのは悪くないがせめて一言欲しかった

リリア「まぁ、そう言うな。せっかくのハロウィーンではないか！マレウスが「ハロウィーンを過ごすならオンボロ寮が良い」と言って譲らんかったのじゃ。
嬉しかろう？この様に豪華な飾り付けお主らだけでは達成できまい。なぁに、礼など要らぬ。ハロウィーンはみんなで楽しまねばな！はっはっは！」

リリアさんは笑っていた

A「(マレウスさんとは誰の事だろう？ツノ太郎に聞けば分かるかしら....)」

私は未だにマレウスさんに会ったことがないので今度会った時にツノ太郎に聞こう、そう思った。

ゴーストA「ひっひっひ。随分と派手にやってるねぇ～」

リリア「おお、ゴーストたちも見学しに来たか」

ゴーストC「中に住んでるAとグリ坊にちぃとも遠慮しない大胆な飾り付け！」

ゴーストB「ディアソムニアはタガの外れ方のレベルが違うな！今年はすごいハロウィーンになりそうだ！」

ゴースト達はどこか盛り上がっている様子だった。
まぁ、理由はわかるけど...。