７３話 ページ31
朔夜が住んでいる孤児院に着く頃には、朔夜は元気になっていた
花宮「立てるか？」
朔夜「大丈夫です」
そう言った朔夜だったが、車から降りた途端フラついてしまった
花宮に凭れかかるようにフラついた為、朔夜が倒れることはなかった
徳川「朔夜、自分の身体は大事にしろよ。それじゃあな」
それだけ言うと、徳川は車に乗って行ってしまった
花宮に荷物を持ってもらいながら、朔夜は孤児院に入った
子供達はいつもの通り朔夜に抱きつこうとしたのだが、朔夜がいつもの朔夜ではないことを悟ったのか、声を掛けるだけだった
「さっくんおかえりなさい！」
「さっくん、だいじょうぶ？」
朔夜「皆ただいま。ちょっと疲れちゃった。侑ちゃん先生どこかな？」
「先生、キッチンにいるよー！」
「さっくん用のおかゆつくってるの！」
恐らく、花宮が先に侑斗に知らせてくれたのだろう
つくづく頭が上がらないと朔夜は思った
朔夜「ありがとう。とりあえず、自分の部屋にいるね」
花宮を連れて、自分の部屋に向かった
――――――――――
部屋に着くと、朔夜はベッドの上に倒れこむ様に寝転んだ
花宮「朔夜、大丈夫か？」
花宮が心配そうに問いかける
朔夜「オレなら大丈夫です。悪童、貴方がそんな顔してはいけませんよ。今の顔は悪童じゃない」
花宮「オレは悪童だ。でもな、悪童である前に、お前の相棒であり先輩だ。心配くらいさせろ」
その言葉を聞くと朔夜は悲しい顔で笑った
すると扉をノックする音がした
侑斗「朔夜くん、体調大丈夫？」
侑斗の声が聞こえた
朔夜が動く気配がなかったので、花宮が扉を開けた
侑斗「あ、真くんいらっしゃい。朔夜くんのことありがとうね」
侑斗は花宮を歓迎しながらお礼を言った
その手にはお茶と朔夜用のお粥を乗せたお盆を持っていた
侑斗「朔夜くん、真くんから電話で聞いたけど、ご飯あまり食べなかったでしょう？今回の体調不良は、ご飯食べなかったのが原因。しっかり食べないと怒るよ」
侑斗は笑顔だったが、目が笑っていなかった
朔夜は侑斗が作ったおかゆを一口食べた
朔夜「……………美味しい」
控えめに朔夜が言うと侑斗は優しく微笑んだ
侑斗「真くんもご飯食べて行く？」
花宮「ボクは朔夜くんがご飯を食べたことを確認できたので帰ります。お邪魔しました」
侑斗「そう？また、来てね」
花宮「はい。朔夜、ゆっくり休めよ」
そう言って花宮は帰って行った
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白うさぎ(プロフ) - さくりさん» コメントありがとうございます。もちろん覚えています。忘れたことはありません。長らく更新できずすみません。スランプが続いているのと、私生活が忙しく中々更新できずにおりました。近々久し振りに更新しようと思いますので、もう少しだけお待ちください。 (2019年12月13日 17時) (
レス) id: 16df5a4577 (このIDを非表示/違反報告)
さくり - 白うさぎさん» はじめまして、さくりです。この作品を覚えていらっしゃりますでしょうか？既に2年近くたっていて忘れていてもおかしくありません。事情があるのかもしれませんが、お返事頂けたら嬉しいです。 (2019年11月27日 19時) (レス) id: 11e1fd3e2e (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ(プロフ) - ヒビキさん» 深夜に失礼します。真夜中に更新したにも関わらず、コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しい限りです。不定期ですが、次回の更新をお待ち下さい。 (2017年2月11日 2時) (レス) id: 64054cd90c (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 更新されたー!!あー夢主君言動がイケメン！この次回を楽しみにさせる終わり方好きです！次回楽しみにしています！ (2017年2月11日 2時) (レス) id: 9ddb2aed53 (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ(プロフ) - ゆうとさん» コメントありがとうございます。私自身も夢主のキャラクターが好きです。更新は不定期ですが、今後も頑張りますので、読んでくださると嬉しいです。 (2017年1月26日 7時) (レス) id: 64054cd90c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白うさぎ x他1人 | 作成日時：2015年12月4日 12時
