検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:23,728 hit

○ 04 ページ4











1時間くらい補習をして、
玉森くんが帰る時間になった。



外を見るともう真っ暗で。

ついさっきまで明るかったのに。



















『もう遅いから、家まで車で送ってくわね』


事件に巻き込まれたり、

何かあってからでは遅いしね。




『…いや、いいわ。自分で帰る』


『何でよ。もう真っ暗じゃない』


『…そんなんで先生に送ってもらうとか

 ダサくね?…女子でもあるまいし。』


俺 襲われたりしないだろうし、って。




…え、送ってもらうのに
ダサいとかダサくないとかあるの?
と内心思ったのは隠しておこう。




『でも、最近何かと物騒だし…

 やっぱり送ってくわ、先生として。』


ちょっと強めに言うと、玉森くんは渋々
わかりました、って言った。



















一緒に車のところまで行くと、玉森くんが

『わ〜。先生の車 高そ〜』

ってじろじろ見てる。






…別に普通の車です。



















玉森くんに家までの道を教えてもらいながら
車に乗ってると。









『先生の車のん中、いい匂いすんね』

って、玉森くん。

ふわふわ笑顔で楽しそう。






…何だかんだ、楽しそうじゃない。

さっきは、送ってもらうのがダサいとか
訳のわからない事言ってたけど。



















しばらく車を走らせてたら。









『あ、ここだよ』


アパートを指差して、そう言う玉森くん。






『じゃあ、また明日。さようなら。』


『うん。ばいばい、せんせ』




玉森くんが家に入ってくまで見送った。





…よし、帰ろ。


私は自分の家に向かって車を走らせた。









○ 05→←○ 03



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
245人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぷりんみるく 。ニカ担 ◎(プロフ) - ちゃいたまぷ〜さん» コメントありがとうございます!ストーリーが凄く好きと言ってもらえて嬉しいです!これからもそう思っていただけるよう頑張ります◎ (2016年12月11日 14時) (レス) id: 4a37d79017 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんみるく 。ニカ担 ◎(プロフ) - ララ☆さん» コメントありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします◎! (2016年12月11日 14時) (レス) id: 4a37d79017 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんみるく 。ニカ担 ◎(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします◎! (2016年12月11日 14時) (レス) id: 4a37d79017 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃいたまぷ〜(プロフ) - いつも楽しく読んでます!出だしからすごく好きでストーリーも凄く好きです!!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2016年11月19日 19時) (レス) id: 84de866146 (このIDを非表示/違反報告)
ララ☆ - 更新楽しみにしています! (2016年11月3日 9時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぷりんみるく 。 | 作成日時:2016年10月30日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。