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1時間くらい補習をして、
玉森くんが帰る時間になった。
外を見るともう真っ暗で。
ついさっきまで明るかったのに。
・
『もう遅いから、家まで車で送ってくわね』
事件に巻き込まれたり、
何かあってからでは遅いしね。
『…いや、いいわ。自分で帰る』
『何でよ。もう真っ暗じゃない』
『…そんなんで先生に送ってもらうとか
ダサくね?…女子でもあるまいし。』
俺 襲われたりしないだろうし、って。
…え、送ってもらうのに
ダサいとかダサくないとかあるの?
と内心思ったのは隠しておこう。
『でも、最近何かと物騒だし…
やっぱり送ってくわ、先生として。』
ちょっと強めに言うと、玉森くんは渋々
わかりました、って言った。
・
一緒に車のところまで行くと、玉森くんが
『わ〜。先生の車 高そ〜』
ってじろじろ見てる。
…別に普通の車です。
・
玉森くんに家までの道を教えてもらいながら
車に乗ってると。
『先生の車のん中、いい匂いすんね』
って、玉森くん。
ふわふわ笑顔で楽しそう。
…何だかんだ、楽しそうじゃない。
さっきは、送ってもらうのがダサいとか
訳のわからない事言ってたけど。
・
しばらく車を走らせてたら。
『あ、ここだよ』
アパートを指差して、そう言う玉森くん。
『じゃあ、また明日。さようなら。』
『うん。ばいばい、せんせ』
玉森くんが家に入ってくまで見送った。
…よし、帰ろ。
私は自分の家に向かって車を走らせた。
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ぷりんみるく 。ニカ担 ◎(プロフ) - ちゃいたまぷ〜さん» コメントありがとうございます!ストーリーが凄く好きと言ってもらえて嬉しいです!これからもそう思っていただけるよう頑張ります◎ (2016年12月11日 14時) (レス) id: 4a37d79017 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんみるく 。ニカ担 ◎(プロフ) - ララ☆さん» コメントありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします◎! (2016年12月11日 14時) (レス) id: 4a37d79017 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんみるく 。ニカ担 ◎(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします◎! (2016年12月11日 14時) (レス) id: 4a37d79017 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃいたまぷ〜(プロフ) - いつも楽しく読んでます!出だしからすごく好きでストーリーも凄く好きです!!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2016年11月19日 19時) (レス) id: 84de866146 (このIDを非表示/違反報告)
ララ☆ - 更新楽しみにしています! (2016年11月3日 9時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりんみるく 。 | 作成日時:2016年10月30日 12時