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「何時でも店に遊びに来いよ。チェーニャも遊びに来るだろうし。」
「そう、だね。僕もお母様と少し……話をしてみようと思う。……聞いて貰えるかは分からないけど……。」
「……そうか。頑張れ。」
「なぁにぃ、金魚ちゃん。おうちに帰りたくないの？だったら帰らなきゃいいのに。俺達も帰らないしさぁ、一緒にガッコ―に残ろうよ。あはっ。」
「！……突然なんだい、フロイド。何も知らないくせに、口を挟まないでくれないか。不愉快だ。」
「そうですよ。ご家庭の事情にむやみに首を突っ込むものではありません。」
「えー？だってさあ、ジェイド。いつも同じメンツで年越しすんの、つまんないじゃん。アズールも、金魚ちゃんなら小さいから飼っていいって言うと思うし〜。」
「今、何とお言いだい？……ハーツラビュルの長たる僕に良くもそんな口がきけたものだね。今すぐ首をはねてやる！！」
「リ、リドル君！ここで喧嘩はヤバいって！」
「落ち着け、リドル。またアイツのペースにはまってるぞ。」
「うぎぃい……！」
「えぇーっと、フロイド君たちの実家って確か珊瑚の海だよね？なんで帰らないの？」
「アズールと僕たち兄弟の故郷は珊瑚の海の中でも北の方でして。この時期は海面が流氷でおおわれるんです。」
「そーそー。流氷があると帰んの大変なんだよねぇ。後、帰ってもつまんないし。だから、俺たち三人は氷が解けた春休みに変える事にしてんだ。」
「へぇ。海の下に実家があるって言うのも色々大変なんだな。」
「フン！
「……やれやれ、少しいつもの調子に戻ったか？お前達、休暇中には目を外し過ぎるなよ。それじゃあ。A、良かったら、家来るか？」
『ユウ達と過ごすので遠慮させて頂きます。また誘って下さい。』
「分かった。じゃあ、また来年。」
トレイは鏡を潜って帰って行った。
「さて、俺も帰りますかぁ〜。あ、帰る前に記念に一枚。」
カシャッ！
「＃秋学期最終日＃一年生と＃良いお年を＃気が早いｗ んじゃ、皆ハッピーホリデ〜☆」
「イルカちゃんと小エビちゃんとアザラシちゃんは、学園に残るの？だったらオクタヴィネルに遊びに来なよ。遊んであげるからさぁ。」
「それはいいアイデアだ。楽しいホリデーになりそうですね。いつでもお待ちしていますよ。では……。」
「「フフフ……。」」
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作者名：彩夏 | 作成日時：2023年3月29日 22時
