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三人は教室に向かった。
「いいか、仔犬ども。明日からのホリデーバケーション……久々に
「「「はーい!」」」
ざわざわ……
「はー、やっと窮屈な寮生活から解放される〜!」
うっ、さすがNRC。宿題の量が多いな。」
「そーいやユウとAってまだ元の世界に戻る方法見つかって無いんだろ?」
「という事は……三人ともホリデーは寮で過ごすのか。」
「おう。ゴースト達とご馳走を食べまくる約束してるんだゾ!」
「なるほどね。確かに学園にはゴーストが沢山いるし、三人ぼっちって訳でもないか。」
「ん?でも、学園が休みになるという事は食堂や購買部も休みになるんじゃないか?」
「ふな゛っ!そういやそうなんだゾ。俺様のご馳走はどうやって調達すりゃいいんだ!?」
「冬休みにひもじい思いはしたくない!」
『学園長が何も考えてないわけない……と思いたいけど……。』
「早急に学園長に確認してみる必要がありそうだな。」
「闇の鏡の使用は学園長の許可が居るはずだし、今なら鏡の間に居るんじゃね?行ってみようぜ。」
五人で学園長が居るであろう鏡の間に向かった。
ざわざわ……
もうすでに多くの生徒が来ていた。
「もう帰省する生徒でいっぱいだな。」
「はは、なんかみんなソワソワしてんねー。さて、学園長は……っと。」
「皆さん、闇の鏡に目的地を告げたら荷物をしっかりと持って下さい。転送中に手を離してしまうと、荷物だけ別の場所へ飛ばされてしまいますからね。絶対に無くしたくない物は購買部から宅配便で発送してください。」
「「「「めっちゃ浮かれてるーーーー!!!」」」」
「この真冬にアロハシャツって!南国に遊びに行く気満々じゃん。」
「浮かれた気持ちを隠す気がゼロすぎるな。」
「やいやい、学園長!話があるんだゾ!」
「おや、皆さんお揃いで。どうしたんです?」
『それとちゃんと元の世界に戻る方法探してます?』
「あっ!あぁ〜〜〜〜!!元の世界に戻る方法ね。ははは、いやですねぇ、ちゃんと探していますとも。」
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作者名:彩夏 | 作成日時:2023年3月29日 22時