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「俺も久々に思いっきりバスケして身体動かしたい気分。んじゃ、今日はここで解散って事で。」
「ユウ、A、俺様達も帰ろうぜ。夜通し勉強したから、俺様もう眠くてたまんねぇんだゾ。」
別れて皆自分達の行きたい所に行った。
A達は寮に戻った。
モストロ・ラウンジでは。
オクタヴィネルside
「君、何故昨日は呼び出しを無視したんです?ご自分がどういう立場か、分かってらっしゃらない様だ。」
「き、昨日はちょっと腹の調子が悪くて……」
「本当に?嘘をつくと為になりませんよ。」
「本当です!本当に腹が痛くて……」
「ジェイド。彼がもう少し素直にお話しできるようにしてあげて下さい。」
「分かりました。……ふふ、そんな怯えた顔をしなくても、痛い事はしませんよ。さあ、こちらを見て……『
「ひぃっ……い、今のは一体!?」
「ではもう一度聞きますね。『昨日、貴方は何故アズールの呼び出しに応じなかったのですか?』」
「それは……もう腹黒インチキ野郎のアズールに好き勝手こき使われるのは嫌になったからだよ!腹が痛いなんて仮病に決まってるだろ?……って何だ!?く、口が勝手に本音を……あっ!」
「ほう、なるほど。それが貴方の本当のお気持ちですか。」
「ああ……なんてことだ。とてもショックです。海の魔女のごとく深い慈悲の心でもって君の願いを叶えてあげたのに。その僕を、腹黒インチキ野郎ですって?」
「ご、ごめんなさい!違うんです、今のは!」
「フン。取り繕ってももう遅い!フロイド、出番ですよ。」
「やっと話し終わったぁ?もうギュッてしていい?」
「ええ、どうぞ。思いっきりね。」
「はーい。」
「ま、待ってくれ!もう一度チャンスを……ギャー―!!」
「ふぅ、まったく。どいつもこいつも支払いを踏み倒すろくでなしばかりだ。買ったら払う、借りたら返す。当然の事ですよ。」
「ええ、おっしゃる通りです。」
「今年はもう少し真面な人材が入ってくれば良いんですが……。」
「ふふふ。期末テストの結果が楽しみですね。」
オクタヴィネルside終了
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作者名:彩夏 | 作成日時:2023年3月13日 2時