34 ページ34
「ふな゛っ！？リドルの首輪が弾かれた！」
「秀才だか何だか知らねぇが、年上をナメるなよ。生憎、俺は防衛魔法の成績がいいんだ。」
「くっ！」
「はは！どうだ。ラギー。苦しいかよ。口の中が乾いちまって、お得意のおべっかも使えねぇか？」
「ひぐっ……うぅっ……」
「不味い、あのままじゃラギー先輩が！」
「それ以上はいけない！」
「それほどの力があって、なぜこんなことをする！」
「何故……？理由なんか聞いてどうする。俺を叱って、慰めてくれるって？実力があったって、努力したってどうしようもねぇ事がこの世の中にはいくらでもあんだよ。現にラギーはこの俺に手も足も出ねぇ。可哀想に。憐れだよなあ……」
「はっ……ぐぅ……っ！」
「ーもうやめねぇか！！『
ジャックが大きな狼に変身した。
「あれは……！？」
「ガウガウッ！！ガルルル！ガウッ！！！」
「巨大な、狼？」
「なんだと！？ぐぁっ！」
「レオナに隙が出来た！『
「ぐあぁっっ！！」
レオナの首に首輪が付いた。
レオナの手がラギーから離れた。
「リドル君、流石！レオナ君の魔法が止まった！」
「ラギーからも手が離れたぞ！早くこっちへ！」
『待って下さい。
Aは氷の壁を作った。
『怪我人をこの後ろに。手当てします。溶けない、壊れない。だってそちらが凍るから
Aの周りに透明な華が咲いた。
「クソが……っ！ライオンであるこの俺に、首輪だと……！？ジャック！テメェ変身薬なんてご禁制の魔法薬何処で手に入れた？」
「『
「は……魔法で本物の犬っコロになれるッて？そいつぁユニークだ。本当にな！」
「レオナ先輩……俺は……俺は！あんたに憧れてこの学園を目指した！俺の憧れたあんたは、何処に行っちまったんだ！？」
「勝手に俺に夢見てんじゃねぇ……うぜぇな……」
「僕も人の事を言えた義理ではないけどね。今の君は見るに堪えない。謹慎部屋に入って、少し頭を冷やすといい！」
「……お前らに何が分かる？兄貴みてぇに俺に説教垂れてんじゃねぇよ……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩夏 | 作成日時：2023年2月23日 17時
