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「俺、ディアソムニアの寮服ちょっと憧れてたんだよね〜。着られてラッキーみたいな♪後でマジカメにあげよっと。」
「なんじゃ。そういう事ならわしの寮服も貸してやったのに。」
「うーん、リリアちゃんのは俺にはちょっとキッツいかなぁ……」
「おい、この茶番はどういうことだ？」
「リドルから話を聞いてな。一芝居打たせてもらった。」
「じゃ、じゃあ……マレウスは？」
「もちろんご健在だ！先程の群衆の混乱も、全ての人間をコロシアム迄安全に魔法で誘導して下さった。感謝しろ！」
「そ、そんなのアリッスか！？」
「……………あー、もういい。」
「えっ？」
「やめだ。やめ。」
「ちょ、レオナさん？それってどういう……」
「バーカ。マレウスが五体満足で試合に出るなら俺達に勝ち目がある訳ねぇだろうが。そんな試合に出たって意味ねぇよ。俺は降りる。」
「そ、そんな！マレウスはともかく、他寮の有力選手は皆潰してきたじゃないッスか。なのに、レオナさんが出ないなんて三位にだってなれるかどうか……俺達の夢はどうなるんスか？」
「どれだけ世界が注目していようが所詮は学生のお遊びだ。お前らが目ぇキラキラさせて夢語ってんのが可笑しくて、少し付き合ってやっただけだろ。」
「何で……？俺達で、世界とひっくり返すんじゃなかったんスか！？」
「キャンキャンうるせぇな……じゃあ本当の事を教えてやるよ。お前はごみ溜め育ちのハイエナで俺は永遠に王にはなれない嫌われ者の第二王子！何をしようが、それが覆ることは絶対にねぇ！」
「ふ……ふざけんなよ！なんだよそれ！ここまで来て諦める何て……」
「そりゃあんまりだ。レオナさん！」
「ぶん殴ってでも試合に出てもらうぜ！」
「あぁ……面倒くせぇ。黙れよ雑魚ども！」
レオナがユニーク魔法を使った。
サバナクロー寮生が苦しみだした。
「な、なんだ此れ？鼻が乾く……目がいてぇ！」
「レオナ先輩が触れたものが全て砂に変わって行く……！？」
「これが俺のユニーク魔法……『
「レオナ……さ……っ苦し……ッ！」
「ラギーの腕にひび割れが！」
「まさか人間も干上がらせるのってのかよ！？」
「レオナ、それ以上はやめるんだ！『
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作者名：彩夏 | 作成日時：2023年2月23日 17時
