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ディスクがまだ生きていることに誰も気付いていない事に気が付いてたのでAはゴールからレオナ達側のゴールまでAは投げた。
「あ?」
「はぁ?!」
「A!」
『気が付いてなかったの?ゴールに入ってなかったことに。』
「確かに、ギリギリで止まってた。」
『ユウは、気づいていたんだね。』
「おい、立てよ草食動物ども。もうワンゲームと行こぜ。」
『私一人対サバナクローならやりますよ。じゃないと、こんなの暴力と同じなので。』
「そうですよ!」
「何してんスか、あんたら。」
「ん?縄張りに踏み込んだ奴らとちょっと遊んでやってるだけだろ。」
「初心者いたぶって何が楽しいんスか。」
「なーにぃ?ジャック君。正義のヒーローみたいでカッコいいッスねぇ。シシシッ!」
「俺はただ、みっともなくて見てられねぇって言ってるだけっす。」
「……。はっ、しらける事言うぜ。」
「おいジャック!てめー一年のくせに生意気だぞ!」
「……あんたらこそ、上級生のやる事じゃないんじゃないすか。」
「あんだとぉ!?お前もやられたいんかよ!」
「は。一年坊。威勢が良くて結構なことだ。まあいい、もう飽きた。お前らを相手にしたって何の意味もない。だが、そこの女は少し違ったが。行くぞ、ラギー。」
「ウィーッス。」
レオナはラギーを連れて寮舎に戻って行った。
「てめーら、今度勝手に縄張りに入ったらただじゃ置かねぇからな!」
他の寮生も戻って行った。
「有難う御座います。」
「あはは、かっこ悪いとこ見られちゃったねー。」
「ジャック、だったな。助かった。」
「別に。お前らを助けたわけじゃねぇ。」
「はあ、めっちゃ泥だらけ。今日の所は寮に戻ろうぜ。」
「俺様も腹が減ったんだゾ。」
「んじゃ、ジャック君。俺達帰るけど、怪我には気を付けるんだよー。」
「お前らに心配される筋合いねぇっつってんだろ。さっさと帰れ。」
エース達が去ったのをジャックは見ていた。
「………………」
ジャックが見えなくなった瞬間にAは皆と離れた。
そして、サバナクロー寮の寮舎に入って行った。
『先程はどうも。』
レオナとラギーは驚いていた。
「何してんだ、お前。」
『ラギー・ブッチさんにお話がありましてね。』
Aは口元だけ笑っていた。
「俺に用ッスか?」
『覚えていませんか?今日の鏡舎の途中の階段での事。』
「……あっ!」
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作者名:彩夏 | 作成日時:2023年2月23日 17時