7 ページ7
寮は海の中にあるような雰囲気があった。
とても綺麗で安心できる場所だった。
部屋は、フロイドとジェイドが同じでアズールは別の人と同じ部屋だった。
Aは学園長の計らいで一人部屋だった。
ご飯を食べる為に、皆で食堂に行った。
其処には、色んな食べ物があった。
四人は見るものが全てが初めてで見回した。
「スレンダーちゃん。何食べる?」
『フロイド君。よく分からないから、何でもいいかな。』
「此れならどうです?」
ジェイドがキノコを持って来た。
Aとフロイドは驚いて反対方向を見るとアズールが何やらブツブツと言いながら料理を選んでいた。
『私は何でもいいわ。』
「ちょっと、其処の貴女!」
いきなり声を掛けられ驚いて、フロイドの腕にしがみ付いた。
「貴女、綺麗なんだから、食事をしっかり取りなさい。」
そう言い、Aの前に色んな料理がおかれた。
「私は、ヴィル・シェーンハイトよ。」
『私はA・ヴァッサーです。』
Aは綺麗な男の人を見た。
『凄く綺麗ですね。』
「あら、嬉しい事言ってくれるじゃない。」
Aはフロイドの腕から手を離した。
「スレンダーちゃん、何してんの?」
『フロイド君?ごめんね、先輩がこの料理が良いって教えて下さったの。』
「ふ〜ん。」
フロイドは右手でAの左手と手を繋いだ。
Aは驚いてフロイドを見るが、俺は何も知らない様にご飯を食べていた。
『フフフ。ヴィル先輩。ご飯、有り難う御座いました。美味しく頂きます。』
「それじゃあ、アタシは此れで失礼するわ。」
ヴィルは離れて行った。
Aはフロイドの方を見た。
『フロイド君。』
フロイドはAの手を離して立ち上がった。
「スレンダーちゃん、早くしないと授業遅れるよ。」
Aは急いで食器を片付けてフロイドの後を追いかけた。
113人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:彩夏 | 作成日時:2023年1月16日 2時