検索窓
今日:6 hit、昨日:23 hit、合計:10,096 hit

25 ページ25

「フロイド先輩に私の悪口言ったんでしょ。私の方に来てたフロイド先輩を引き留める為に!!フロイド先輩は私が好きなのに貴女が邪魔するから私の所に来てくれないのよ!!フロイド先輩を私に返しなさいよ!!」

固まっているAを良い事に言いたい放題言い監督生は周りの生徒達に聞こえる様に叫んだ。

騒ぎを聞きつけたフロイドとジェイドがAの姿を見て驚いた。

他のオクタヴィネルの生徒がアズールを呼びに行きアズールも合流した。

「A!!」

「Aさん!!」

「何の騒ぎ……Aさん!!」

「フロイド先輩!!私がフロイド先輩が言いにくいと思って私が言っておきました。」

フロイドの腕に抱き付いて上目遣いでフロイドに微笑んだ監督生をフロイドは見向きもせずAの方に足を進めた。

「A、大丈夫…じゃないよね。此処は良いからあっちに行こ。」

フロイドに手を引かれながら離れようとしたらエースが話し掛けていた。

「話に聞いて居たけどやっぱり。フロイド先輩達が居ないと何も出来ないんですね。ダッセェ。」

「おい。」

其処にはいつもとは違うフロイドが立って居た。

「はっきり言えばいいのか。俺が好きなのは小エビ……監督生じゃねぇよ!」

いつもは小エビを呼んでいたのにフロイドは監督生と呼んだ。

「えっ。」

「アズールの頼みと陸の事を知れると思ったから関わってただけでお前自身に興味はねぇよ。」

そこ迄言われると思ってなかった監督生はそれをAが言わせているんだと思いAに掴み掛かろうとした。

だが、フロイドの隣に居たはずのAが居ない事に気が付いた。

「(何処に行ったの、あの女!!)」

『ねぇ、どうしてフロイド君が貴女の事が好きだと思ったの?』

Aは監督生の後ろから声を掛けた。

驚いた監督生はフロイドの後ろに隠れようとしたがフロイドが離れた。

『ねぇ、どうして?』

「其れは、私を優先してくれたからよ。」

『優先してくれたら貴女の事が好きになるの?』

「五月蠅い!!モブの分際でフロイド先輩と仲良くしてんじゃ無いわよ!!」

監督生はAを突き飛ばそうとしたがAが一瞬にして姿を消した。

それを見た全員が驚いたがフロイドだけを姿を目で追っていた。

「A。そのままだと風邪ひいちゃうから寮の部屋に戻ってお風呂入ってきたら。此処は俺達でどうにかしておくから。」

フロイドがAの手を掴んでそう言うとAは頷いた。

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
113人がお気に入り
設定タグ:ツイステ , フロイド・リーチ , twst夢   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彩夏 | 作成日時:2023年1月16日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。