野球馬鹿の幼馴染【リボーン/山本武】 (ページ4)

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朝、いつもの様に早めに行こうと家を出ると向かいの家から武が出て来た。

『？朝練は？』

「今日は休みだ。だから、一緒に行こうぜ。」

『距離は取ってよ。』

Aは仕方が無く一緒に学校に登校したら花が声を掛けて来た。

「A、何で山本を一緒に登校してんの？」

『おはよう、花。家が近所だから。それに家出るタイミングが一緒になったから一緒に来ただけ。それにファンに睨まれたくないから距離開けて来たんだけど。』

「うーん。まあ、私は山本に興味ないけど。」

『花は大人な男性が好きだったね。』

「ま、私の好きな大人な男性は居ないわよ。それよりAは居ないの？」

『考えた事ない。』

花がため息を付いた。

「あいつの側に居れば他の男は石ころに見えるか。」

『そんな事言ってないんだけど。てか、武をそんな風に見て無いんだけど。』

「あんたはそうでも山本はどうかは分からないわよ。」

Aは花の言葉にため息を付いた。

『武も私の事は幼馴染にしか思ってないわよ。』

Aは話を終わりにしたくて席を立った。

ホームルームが始まる前に席に戻り先生を待った。

先生と一緒に男子生徒が入って来た。

「イタリアから来た獄寺隼人君だ。」

銀髪の男の子が先生に紹介され、先生が席を教え様としているのに無視して綱吉の席に近付き席を蹴った。

『(不良か。関わらない方が良いわ。)』

「不良だけど格好いい。」

「ファンクラブ結成だわ。」

他の女子は獄寺に夢中になっていたが、Aと花は興味無しと他の事をしていた。

ホームルームが終わると直ぐに武がAの席に来た。

「なあ、A……」

『何？』

「獄寺の事如何思う？」

『どうも思わないけど？』

「そっか。其れなら良いんだ。」

武の様子がおかしく見てたがAは気にしなかった。

放課後、Aは急いで家に帰り家の手伝いをしていた。

そこにリボーンがやって来た。

「チャオッス。」

『あれ？リボーン君。一人？沢田君は？』

「ツナは居ないんだぞ。」

『そうなんだ。今日は何かな？』

「何か和菓子を頼む。」

『分かりました。』

Aは自分の好きな和菓子を選んだ。

会計を済ましてリボーンに渡そうとしたがAはリボーンを連れて沢田家に向かった。

その間Aはリボーンに話し掛けた。

『リボーン君はどうして沢田君の所に来たの？』

「ツナをマフィアのボスにする為だぞ。」

『マフィア……彼が？』

Aは不思議そうに首を傾げた。