1 ページ2
同じ寮の友達のシュリに声掛けられた。
「Aさん、今日からNRCに通いますが、大丈夫ですか?」
『大丈夫です。向こうでも勉強を怠らず頑張ってきます。』
Aは今日から交換留学生としてNRCに行く事になった。
黒い馬車に乗り、学校に向かった。
着くと学園長が迎えに来ると言われていたが誰も居なかった。
『間違えてしまったかしら?』
Aが悩んでいると綺麗なコートを着た人がやって来た。
「学園長の手が空いて無い為俺が来た。ついて来い、仔犬。」
『分かりました。』
案内されて向かった所では何か騒いでいた。
中に入ると、猫が首輪を付けられている所だった。
『(何が起きてるの?それに……)リドル?』
魔法を使ったのがリドルだと気が付いた。
何が起きているのか分からなかったが、内心安心した。
「貴方は?」
学園長に声を掛けられた。
『今日から交換留学生としてヴァイスフォーゲルウニベジテートから来ました。A・ラビアンです。』
「今日からでしたっけ。まあでは、鏡の前に。」
〈汝の名前は〉
『A・ラビアンです。』
〈汝の寮は……ハーツラビュル寮!〉
周りは驚いた。
交換留学生が女の子である事に、そしてハーツラビュル寮に選ばれた事にも。
Aは何処に行けばいいのか分からず、まず鏡から離れた。
「ハーツラビュル寮は僕の所に。」
リドルが言ったので、行くと何も話さず、移動を開始した。
着いて行くと寮はハートの女王をイメージした場所だった。
28人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:彩夏 | 作成日時:2023年1月16日 0時