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ポアロについたら、中には園子と鈴木次郎吉が蘭と一緒にいた。
「いらっしゃい…ませ。仲西さん。」
『どうも、子供達が付いてきてしまうのでここに連れてきたんです。歩きで来たので、飲み物頼んでも良いですか?』
「はい、大丈夫です。」
『アイスコーヒーを一つと子供達にオレンジジュースをお願いします。』
席につき、注文をした。
その直ぐに鈴木次郎吉が動いた。
「仲西さんじゃな。今回のティアラの件なんじゃが、わしに貸してくれんかのう?」
『お断りしたはずです。』
「面倒ならわしにティアラを売ってくれんか?今回の事が終わったらお金はそのままでティアラも返す。どうじゃ、良い提案じゃろ!」
『もう一度言いますが、お断りします。誰にも渡す気は御座いません。これ以上その事について話すのであれば警察に通報します。』
Aは鈴木次郎吉が話しかけた位から一回も笑っていなかった。
「だから、言ったでしょ。彼女は絶対に話に乗らないって。Aさん、すみません。」
「なら少し見せてはくれんか?それで諦める。」
『それも無理です。今日が過ぎるまで、誰にも見せるつもりはありませんから。』
「Aさん、何処に隠しなの?それ誰かに話したりした?」
『両親は知ってるけど、知ったからと言って盗まれ無いよ。』
それから夕方までポアロにAは居り、コナン達も帰らず残っていた。
『そろそろ帰ろうかしら。』
「待って!今日、Aさん家に泊めてよ。お願い。」
コナンは帰ろうとしたAの服の裾を握って、上目遣いでおねだりして来た。
『無理。君や探偵と大学院生は絶対に入れない。それじゃあね。』
Aはポアロの扉から出たが、家では無く自分の空間に入って行った。
「安室さん!扉から出たよね!?」
「はい、僕もそう見えたのですが。」
コナン達はAが扉を抜けたらいなくなった事に驚いた。
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花梨 - とても面白いですね! 更新、大変だと思いますが自分のペースで頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦の作品を書いてますが良かったら作品の題名を教えますか? (2022年6月7日 22時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩夏 | 作成日時:2022年5月2日 1時