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『それじゃあ、買ってきたケーキとお菓子、皆で食べよっか。』
冷蔵庫からケーキを取り出していると、子供達に聞かれた。
「コナン君はまだ来てないんですか?」
『いや、隣の家にいるよ。でも、今日はコナンは無しで皆とお話がしたかったんだ。だから、博士!携帯を出してもらうか?』
「博士!まさか!」
『その通り。電話を貴方は掛けるべきでは無かった。コナンに伝えろ、次は無いと。』
「博士、携帯出して。」
博士は哀の言う通りに携帯を出した。
「江戸川君がこんな卑怯な事するとは思わなかったわ。当分、ここには来ないでちょうだい!」
電話を切って雪音の方に向かった。
「ごめんなさい。貴女の事が知られてしまったわ。」
「気にしないで、バレても平気よ。」
雪音はAを見た。つられて哀もAを見た。
『バレた時のことも考えてるよ。それにちゃんと政府も警察の上層部も知ってる事よ。誰も雪音を逮捕する事は出来ない。でも、償う為にこれから何年かは行動を制限されるけどね。』
「そうなのね。それなら少し安心したわ。」
「A姉ちゃん、ケーキまだかー?」
Aはケーキの箱を持って子供達のいるリビングに戻り、テーブルに置いた。
『いっぱいあるから好きなのを選んでちょうだい。雪音も哀も選んで。』
箱の中には一人が二個ずつ食べれる数が入っていた。
子供達、特に元太が目を輝かせていた。
『一人二個までだからね。』
「はーい。」「はい。」「やったぜ。」
「こんなに良いの?」
『良いの良いの。遠慮しないで食べて。お昼は何食べたい?』
「私、ハンバーグが食べたい。」
「僕もです。」
「俺も、俺も。大きいのが食いたい。」
『皆で作って食べようね。』
Aはケーキを並べながら昼飯の事を聞いた。
『材料買って来ないとね。雪音は子供達と待っててね。まだまだ、話したい事あると思うからさ。』
Aは材料は無いので、一人で買い物に行く事にした。
『それじゃあ、行ってくるね。』
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花梨 - とても面白いですね! 更新、大変だと思いますが自分のペースで頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦の作品を書いてますが良かったら作品の題名を教えますか? (2022年6月7日 22時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩夏 | 作成日時:2022年5月2日 1時