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二人は約二ヶ月ぶりに米花町に来た。阿笠邸に向かった。
Aはインターホンを鳴らした。
中から出て来たのは哀でも博士でも無くコナンだった。
『何故君がいるのかな?来るなと言ったはずだが。』
「だって、Aさん何も教えてくれなかったから!」
『まぁいい。出て行ってくれ。隣の人もポアロの店員も絶対に此処には入れないからな。』
Aはコナンを持ち上げて外に出した。
『雪音、今のうちに中に入って。』
「えぇ、分かったわ。」
『哀、彼女の事少しの間よろしくね。』
Aはコナンを連れて隣の工藤邸の前に立った。
「Aさん何する気!?」
『別に何もしないよ。ただ、盗聴器を仕掛けている不届き者にご挨拶をと思ってね。』
工藤邸のチャイムを鳴らした。
「はい。これはこれは、Aさんじゃあありませんか?コナン君も一緒にどうかされましたか?」
『これをお返ししようと思いましてね。さっき回収したんですよ。後、コナンの事も見ていてもらおうかと思いましてね。』
Aは沖矢にコナンと盗聴器を渡して、阿笠邸に戻って行った。
中に入ると、哀と雪音が立ったままだった。
『何してるの?子供達との約束より早く来た訳は話したの?』
「まだよ。二ヶ月ぶりかしら、シェリー。」
「やっぱり。江戸川君から連絡が来た時もしかしてと思ってたのよ。生きてたのね、キュラソー。でも、ここにいるのは危険よ。今隣に住んでいる男が…」
『大丈夫。この家に仕掛けられてた盗聴器も回収済みだから。今日は好きなだけ話ができるよ。』
雪音は今の自分の事を話ながら子供達が来るのを待った。
「Aさんありがとう。私彼女にキュラソーにまた会えるなんて思ってなかった。子供達も楽しみにしているわ。」
『それは良かった。驚くだろうね。』
Aは楽しそうに笑った。
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花梨 - とても面白いですね! 更新、大変だと思いますが自分のペースで頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦の作品を書いてますが良かったら作品の題名を教えますか? (2022年6月7日 22時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩夏 | 作成日時:2022年5月2日 1時