百五十七話:後悔2 ページ33
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Aが俯く
そして手のひらに爪が食い込むほど
拳を強く握る
『____だ』
義「A?」
錆「今何て...」
『何が...ッ何が柱だよっ!!』
Aが叫ぶ
その言葉にしのぶ達が目を見開いて驚く
『仲間もろくに守れないで何が柱だよ!
結局守れてないじゃないか!!
いっつも私は___!!』
真「A...落ち着い__」
自分への不甲斐なさと情けなさ、無力さに
怒りを覚える、涙が溢れる、悔しかった
自分を責めるぐらいしか、出来なかった
楽になれなかった
『黙って!!何でいつもこうなるのっ!!
何でっ、何で私じゃないの!?
私ならいくらでも治るんだから
私を傷付ければいいのに!!
私はどんなに傷付いても治るのにどうして
人間は治らないの!?何で!!
全部私のせいだ!!』
し「落ち着いて下さい!Aさん!」
カナエ「どうしたの!?何の騒ぎ__」
カナヲ「!!」
騒ぎを聞きつけたカナエとカナヲが
様子を見に来た
自分のせいで今までの生き方を奪われた二人を
思い出す
理不尽に突然生き方を奪われ
変える事になる事は悲しく、つらいものだ
それはA自身がよく知ってる
『...ッ何で私が居ながら守れなかった!!
守れないのにこんな力あっても意味ないだろ!
私が杏寿郎やカナエさんの鬼殺隊としての
生き方を奪ったんだ!!
私のせいで二人も柱を失った!!』
カナエ「Aちゃん...」
『私みたいな汚い人間より
杏寿郎やカナエさんが生きるべきなんだよ!
幸せになるべきなんだ...ッ!!
私が代わりになればよかった!!
死ねば良かっ___』
その時、トンッと首に衝撃を感じた
そこでAの言葉が止まる
Aが倒れる
真「錆兎...」
真菰がAを支えながら錆兎を見る
錆兎がAに手刀を喰らわせて気絶させたのだ
その錆兎の顔には怒りの表情が
浮かび上がっていた
それは義勇も同じ
心配した表情の女性陣とは逆に
二人は怒りの表情を浮かべていた
当然だ、大切な家族が自ら死ねば良かったと
口にしたのだ
ふざけるなと思わない訳がない
Aは、自分に対する大切さが異様に低い
家族や仲間の為なら自己犠牲も厭わない
自分の幸せを__考えようとしない
全部、自分が招いた事だと責める
何でお前はいつも___
自分を大切にしない
いつになったら
お前の中にある闇を取り除ける___
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露亞(プロフ) - ありがとうこざいます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 無ければ私の好きに考えて書きます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 番外編という形でなら出せますよ!次の続編に入ってからになると思うので気長にお待ち下さい!何かこういう風に書いて欲しいとリクエストがあれば書いて頂ければ考慮して作ります! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 終わりのセラフのキャラクターを少しでいいので出してもらいたいな…なんて(( (2020年1月9日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - たぴ岡さん» 何回も読んで頂けるなんて嬉しいです!頑張りますね! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年12月29日 19時