百五十一話:猗窩座3 ページ26
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その言葉は明らかにAのものではなかった
鬼だ
Aの心に住む鬼、終命ノ夜が
Aに憑依し表に出てきたことにより
一瞬体を乗っ取った
そしてAを守るように
その背後にふわりと現れる
それが猗窩座には見えた
本能が叫ぶ
こいつは異質だ
殺さなければ＿＿＿
猗窩座は女を殺さない
だが目の前にいるのは＿＿＿鬼だ！！
その瞬間に戦いが始まった
ドンッと凄まじい衝撃と共に猗窩座が
Aに向かう
Aがそれに反応し
攻撃を捌きながら応戦する
跳躍し宙空へ
気付けば地上で＿＿＿
凄まじい速さで攻防が繰り広げられる
激しい戦いの衝撃であちら此方に土煙が舞う
木々が倒れる
その戦いには、柱である杏寿郎でさえ
入る隙がなかった
猗窩座は今までにない程の
強者を相手に戦いの楽しさ
更に感覚が研ぎ澄まされていく感覚を覚える
そして同時に＿＿迷いが浮かんだ
猗(なんて人間だ＿＿＿素晴らしい！
今までこんな人間と遭遇した事がない
これは＿＿人間と呼べるのか？
人間の時点で鬼と同格＿＿＿
絶対鬼に...いや殺...どちらが正解だ？)
『考え事なんて随分と余裕だね』
Aが攻撃を避けながら刀を振るう
腕が、体が、足が斬られる
それはすぐ再生した
そして猗窩座はAの動き、攻撃の速さ
パターン全てをたった数分にも満たない短時間で
把握した
動きの速さに慣れた
やれる、そう思った
『なんて、期待させちゃったかな？』
戦いながら微笑むA
今までの倍の速さで刀が振るわれた
刃が頚に入って＿＿＿
猗「...ぐっ」
咄嗟に後方へと飛ぶ
Aはその隙を見逃さない
再び攻防が繰り広げられる
一、二、三、四度＿＿＿
攻撃が切り結ばれていく
当然、強者相手にAも無傷ではない
そして、鬼呪を使っているとはいえ
人間の身だ
必ず限界というものが訪れる＿＿＿
最初に比べて攻撃を受けるようになった
傷の再生は鬼より遅い
隙が出来る
強者相手に一瞬の隙でも見せれば命取りだ
その隙を猗窩座は見逃さない
隙を突かれる
猗窩座の蹴りがAの胴に入る
肋が折れる、内臓が破裂する
衝撃に耐えられず後方へ吹き飛ぶ
受け身を取るがそれも虚しく
凄まじい勢いで木にぶつかる
衝撃に耐えきれなかった木が倒れる
木にぶつかった事で勢いは殺されたが
更に大きく負傷した
背骨が折れて体を動かせない
腕や足の骨も折れた
早く回復を＿＿＿＿
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露亞(プロフ) - ありがとうこざいます！ (2020年1月9日 19時) (
レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 無ければ私の好きに考えて書きます！ (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 番外編という形でなら出せますよ！次の続編に入ってからになると思うので気長にお待ち下さい！何かこういう風に書いて欲しいとリクエストがあれば書いて頂ければ考慮して作ります！ (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 終わりのセラフのキャラクターを少しでいいので出してもらいたいな…なんて(( (2020年1月9日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - たぴ岡さん» 何回も読んで頂けるなんて嬉しいです！頑張りますね！ (2020年1月4日 22時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2019年12月29日 19時
