百五十話:猗窩座2 ページ25
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煉「老いることも死ぬことも
人間という儚い生き物の美しさだ
老いるからこそ死ぬからこそ
堪らなく愛おしく尊いのだ
強さと言うものは肉体に対してのみ
使う言葉ではない
この少年は弱くない、侮辱するな」
炭「...！」
煉「何度でも言おう
君と俺とでは価値基準が違う
俺達は如何なる理由があろうとも
鬼にならない」
そこでAが笑った
戦いの場には不釣り合いなぐらい綺麗に
だがその笑みは感情の暖かさを感じさせない
冷たいものだった＿＿＿
思わず寒気がした
『価値観、ね＿＿
確かに鈍臭い奴や弱い奴は見てて苛つくよ
なんの生きる価値もない
養子になる前に殺し合いをして生きてた時なんか
本当にそうだった
もう殺したいぐらいにね』
煉「...！」
炭(Aさん！？)
二人の顔に驚きの表情が浮かぶ
Aはただ冷たく笑うだけ
『けど馬鹿だよね
そんな事考えてた私もいつの間にか
甘ったれた事を思うようになった
確かに弱者は弱者
限界は限られている
強者より上に行く事はそうそう出来ない
けどその上に行く権利を私達が問答無用で
奪っていいものではない
私達も最初は弱者だったんだから＿＿』
煉「...よく言ったA」
『...』
Aは杏寿郎の方を見て優しく微笑む
猗「そうか＿＿＿」
猗窩座がそう言ったのと同時に
周りに術が広がった
術式展開 破壊殺・羅針
猗窩座を中心に雪の結晶の様な形をした術式が
広がっていく
猗「鬼にならないなら殺す」
Aが一歩前に出る
そして微笑みながら言う
『君に私が殺せるかな？
結構死ににくいんだよね
私は人間って呼べないから
それに＿＿＿』
Aが一つ、頭の中に思い浮かべた事を言う
『上弦の弐 童磨...だったかな？
あいつと戦っても死ななかったからさ＿＿
参の君は何処までやれるのかな？』
あからさまに挑発するような
嘲笑を浮かべ、そう言うA
猗窩座の顔に青筋が浮かぶ
そこでAの足元が一瞬
黒い影の様なもので黒く染まって消える
Aの頚や顔に呪詛が痣のようになって
浮かび上がる
青い瞳が赤く染まる
刀から禍々しい力が溢れ出す
＿＿＿憑依しろ、終命ノ夜
見るものを惹き付け
そして恐怖を感じさせる程綺麗に微笑む
《『数百年程度しか生きていない若造に
殺される訳がないだろう？』》
Aの声と共に男の声がする
それはその場にいる誰のものでもなかった
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露亞(プロフ) - ありがとうこざいます！ (2020年1月9日 19時) (
レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 無ければ私の好きに考えて書きます！ (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 番外編という形でなら出せますよ！次の続編に入ってからになると思うので気長にお待ち下さい！何かこういう風に書いて欲しいとリクエストがあれば書いて頂ければ考慮して作ります！ (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 終わりのセラフのキャラクターを少しでいいので出してもらいたいな…なんて(( (2020年1月9日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - たぴ岡さん» 何回も読んで頂けるなんて嬉しいです！頑張りますね！ (2020年1月4日 22時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2019年12月29日 19時
